原田義昭の発言 (建設委員会)

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○原田(義)委員 自由民主党の原田義昭でございます。きょうはまたよろしくお願いを申し上げます。
 大臣、両政務次官におかれましては、日夜御奮闘のことと拝察申し上げます。国事多難の折、大変大事な時期でございますけれども、どうぞ思う存分に御活躍をいただきたい。とりわけ来年は西暦二〇〇〇年、世紀の初めであると同時に千年紀の初めの年ということですね。改めて、私どもはそういう特殊な、特別な時代にともに生きているんだな、こういうことを思わせていただきますと、本当に一日一日をあだやおろそかにできない、こういうような思いで頑張っておるところでございます。どうぞ、政府におかれましてもしっかりとした国のかじ取りをお願いしたい、改めてお願いを申し上げます。
 先週、中山建設大臣・国土庁長官から、長いごあいさつではございませんでしたけれども、所信の表明、決意の披瀝がございました。きょうは限られた時間でございますけれども、それに関連をして何点か質問させていただきたい、こういうふうに思います。
 大臣のあいさつの中に、経済新生に向けた取り組みというところで、「現下の最重要課題は、我が国経済を本格的な回復軌道につなげていくとともに、二十一世紀の新たな発展基盤を築き、未来に向け経済を新生させることであります。」こういうくだりがございました。これは恐らく、小渕内閣、国挙げてのまさに一番大事な基本であると同時に、また建設行政においてもそのとおりであろうと大臣の気迫が改めて読み取れるわけでございます。
 現下のいろいろ経済の動き、これを見ておりましても、正直言って、ことしの春ぐらいから、ようやく長きにわたった深刻な経済不況から遅々としてではあるけれども着実に脱しつつある、こういうような認識になりつつございます。いろいろ各種の指標、例えば昨年つくりました平成十一年度の四—三のGDP成長目標、〇・五と言われておりましたけれども、これもあるいは少し上方修正になるのではないか、そういうような見直しも行われているようにも聞いております。また、対前期比というふうにしてGDPの動きを見ておりますと、一—三月では前期比最終数字が二・〇%のアップ、四—六は補正後に〇・一%のアップということで、そういう数字でもって、確かによくなっているというのはマクロの数字では言えるようであります。
 また、一番新しい話では、十一月の四日に企画庁が景気動向指数、DIというのを、これは毎月発表しておりますけれども、一致指数が三カ月連続して上向きになってきた、こういう数字を見ます。ただ、この報告では、しかしいまだ回復宣言というわけにはいかないんだ、何となれば、消費の力強さがまだまだ見られない、これから消費さらには設備投資、この辺の動きを慎重に見きわめて、本当に底入れしたというようなことを発表したい、こういうことでございまして、そういう意味では、今非常に大事なときにある、私はこう思っています。
 その中で、私はきょう大臣に御質問、御意見を伺いたいと思いますが、私どもが取り組んでいます公共投資の役割というのは非常に大きいというふうに思っているところであります。公共投資の問題についてはいろいろ議論が行われておりますけれども、私は、こういう経済政策の中で、結局ここはしっかりやらなきゃいけないんだ、こういうふうに思っております。
 これも多少技術的な数字でありますけれども、国民所得統計速報、QEというのを見ますと、公的固定資本形成は、昨年の十—十二で前期比一〇・六%増、ことしの一—三期では一〇・三%増、さらには四—六期では二一%増と高い数字を示しております。これは、先ほどのいろいろなマクロの数字と軌を一にするものだと思います。
 しかし一方で、どうも最近の公共投資の乗数効果が少し鈍化してきているのではないか。一単位導入しても経済効果として十分あらわれていないとか、また波及効果といいますか、そういうものが言われているほど大きくないのではないか、こういうようなことがございます。
 実は、私は福岡県の出身でございまして、今度ダイエーホークスがおかげさまでリーグ一位また日本一ということで、地元は大変沸きに沸いております。一説によると一千億円以上の地元の経済効果があったということで盛り上がっておりますけれども、しかし、この種の話はどっちみち短期的な、一過性のものであります。何といってもまず経済の構造をしっかりせねばいかぬという意味では、やはり私は、今度の公共投資の議論、これについて大臣の御意見さらにはこれからの決意を披瀝していただきたい、こういうように思っております。

発言情報

speech_id: 114604149X00219991110_002

発言者: 原田義昭

speaker_id: 20581

日付: 1999-11-10

院: 衆議院

会議名: 建設委員会