古川元久の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○古川委員 お気持ちはわかるのですけれども、そういうことをやっていると、何となく一般の国民からすると、ウィーン会議じゃないですけれども、会議は踊る、されど決まらずみたいな、今の議論だけ見ているとそんな感じに見えるのじゃないかと思うのですね。
 ちょっとまた方向を変えて、少し今の首都機能移転に関する国民の普通の感じ方を見ますと、例えば官邸が今立派なものを、新官邸をつくり上げようとしている。霞が関の省庁を見ても、どんどんと新しい新庁舎ができていって、今や、古く残っているのは大蔵省や文部省ぐらいのもので、ほとんどの官庁が新しいビルに建て直っている。ああいう姿を見ていると、普通の人から見ると、本当に政府はやるつもりがあるのですかと。
 総理大臣も新しい官邸をつくる。それはまあ確かに、首都機能移転、移転先が決まってから時間がかかるからというものはあるものの、逆に言うと、その辺で新たなものはつくらないというくらいに物理的ないろいろな制約を課さないと、新しいものをつくってもらえば、そんなに慌てなくても、まだここは今使えるんだから当分いいのじゃないかというふうに思ってしまうというか、そういう議論が間違いなく出てくると思うのですね。
 また、官庁に勤めている役人の立場からすれば、多くの人は、東京に中央官庁があるから中央官庁に勤めているという人もかなりいるはずでございまして、そういう人たちからすると、先にこうやって自分の官庁を新しく建て直してしまえば、役所を建て直してしまえば、そう簡単には、役所を出て行け、新しいところへ行けと言われないだろうと、まさに東京に残るための橋頭堡を築いているかのような、そんな感もやはり一般の国民からしたら見えると思うのです。
 ですから、やはりその辺、そうじゃないんだということであれば、例えばこの新官邸あるいは今の霞が関の新しく建っている官庁街、そういったものを首都機能移転後にはこういう形で利用しますとか、何かそういうもう少し先のものが見えないと、それで、見えなくてどんどんと新しいものをつくっていったのでは、これは本当に物事を議論だけしてずるずると先延ばしする、そういうように思われてしまうのではないか、そんなふうに私は思うのでございますが、大臣のお考えはいかがでしょうか。

発言情報

speech_id: 114604298X00319991209_012

発言者: 古川元久

speaker_id: 31953

日付: 1999-12-09

院: 衆議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会