下村博文の発言 (消費者問題等に関する特別委員会)

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○下村委員 おはようございます。下村博文でございます。
 我が党におきまして、おととい、規制緩和を見直す会という会を設立されました。百五十二人の議員が参加をしている議員連盟でございます。これは、我が国におきまして、今の景気浮揚、そしてこれからの日本の経済の活性化を考える中で、産業構造の大きな転換が必要であることは言うまでもございませんし、その中で、規制緩和をしなければならない部分がたくさん出てきており、それをドラスチックにしていくことが当然二十一世紀の日本経済の再生のために必要であることは言うまでもないわけでございます。
 ただ、その中で、すべての分野において規制緩和をすることが、ある意味では、前、堺屋長官がよく表現をされていらっしゃいましたが、神の見えざる手、ジャングルのおきて、いわゆる自由市場経済をそのままそれにゆだねることが本当にいいのかどうかということについては、分野によってはいい部分もあるかもしれないし、しかし、やはり考える必要があるところもあるのではないか。
 この中で、特に、結果的に消費者に迷惑がかかる小売店等における規制緩和の問題については、これをこのまま放置することによって、結果的には大が小を食う、商店街を核とするいわゆる小売店等がそれによって衰退化をしてしまうことによって、町づくりや地域の文化を支えている方々の担い手もいなくなってしまうという別な部分でのマイナス点も出てくる。また、結果的に、小さなお店がなくなることによって、消費者が最終的にもっと自由な意味で選択をしていくということがかなわなくなってしまうこともあり得るのではないか。
 この辺で日本の風土に合った規制緩和の見直しについてもう一度考え直す必要があるのではないか、振り子が余りにも振れ過ぎた部分があることによって、特に小売店を中心とする商店街を支える業種が衰退化することによって、結果的に消費者にマイナスの部分、プラスの部分ではなくてマイナスの部分になることの方が、規制緩和をそのまま推進すると出てくるのではないか、実は、そういう危機感の中で、九日の日に規制緩和を見直す会が発足をいたしました。
 これは、今まで我が党において、あるいは政府において推進の中心として活動をされておりました元総務庁長官の武藤先生、党内においては党の行政改革推進本部長をされていらっしゃった先生ですが、その先生が今度は会長になりまして、これはやはりちょっと振り子が振れ過ぎたから、もう一度修正をしながら、特に、製造業は別にしても、小売における規制緩和についてはもう一度考えてみようということでの議員連盟が発足をいたしました。
 具体的には、お酒の販売、酒類、それから米穀、ガソリンの販売、またタクシー等の新規参入等の自由化、こういうことに対して具体的にこれから研究、勉強をしていこうという会で、この議員連盟が発足したわけでございます。
 そういう意味では、やはり行き過ぎた規制緩和ということがあるのではないか、その辺が今の不況感の中で大変、特にこの小売店が厳しい状況の中で、時代状況、社会状況、それから我が国の政治風土という観点の中で、単なる経済的な論理の中での規制緩和ではなくて政治的な視点からこれを見直すことが必要ではないか、こんなふうに考えての議員連盟でございます。
 具体的に、前回、私、この消費特で、三月四日に長官に対して、やはり同じような論旨の中で、今後は酒販において規制緩和が行われる、来年、平成十二年九月からは距離基準が廃止をされる、また平成十五年の九月からは人口基準が廃止をされる。
 これが廃止をされますと、例えばお酒の場合にはどこでもだれでもがお酒の販売をすることができる。軒並み自動販売機を置くことによって、それで仕事をすることもできる。夜間も売ることができる。これは、青少年のアルコール依存症がふえている中で、社会問題をさらに悪化をしていくだけではないか、あるいは、この規制緩和によって消費者がよりメリットが出るということよりはデメリットの方が大きいのではないかという中で、業界もそういう立場から、必ずしも自分たちの業界を擁護するということではなくて、これはマイナスの部分もあるわけですが、自主規制的に、例えば今後は自動販売機については撤廃をしていこう、対面販売、責任のある人が責任のある立場で、未成年者にはお酒を売らないとか、あるいは深夜は売らないとか、そういう自主規制をしていく。
 ある意味ではこういう社会的規制といいますか、経済的規制が撤廃される中で、社会的規制を自分たちが考えていかないと、我が国の社会秩序そのものもますます破壊していく方向になっていくのではないか、こういう危機感を持って今活動しているグループもございます。
 いずれにしても、これは酒屋さんの問題だけでなく、小売店のそれぞれの問題、特に消費者と絡んだ小売店における規制緩和の中で、今このような見直しが我が党の中で議論をされているということに対して、まず長官から、どのような御感想をお持ちか、お伺いをさせていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 下村博文

speaker_id: 34381

日付: 1999-11-11

院: 衆議院

会議名: 消費者問題等に関する特別委員会