下村博文の発言 (消費者問題等に関する特別委員会)
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○下村委員 今お話をいただきましたように、今後我が国の産業構造を大きく変えながら経済的に再生していくという視点では規制緩和は必要であるという認識は、これは当然のことだと思うのですが、今のお話のように、消費者から見ての規制緩和がどうかという視点もこれから付加して考えていくということについては、必要だという答弁があったのではないかというふうに思います。
私、時間が限られておりますので、この中で具体的に、これから規制緩和が行われる分野の問題として、タクシー、ハイヤーの問題についてちょっと御指摘をさせていただきたいと思います。
タクシー、ハイヤーの規制緩和は、平成十三年から行われることになっております。これは、政府の規制緩和推進三カ年計画及び運輸政策審議会の答申に基づいて需給調整規制廃止を行うということでございまして、これによって、今までは免許制であったわけですが許可制にする、こういうことが十三年からスタートするということでございますけれども、今大変な不況感の中で、既に、特に繁華街等の夕方、あるいは大きなターミナル駅等ですと、タクシーが数珠つなぎで何百台と並んでおりまして、こういう不況のときに大変に影響を受けている業種でございます。
その中で、これからさらに規制緩和をすることによって、乗る方、消費者から見て果たしてどんなメリットがあるのか。また、タクシーが許可制になることによって、運賃の問題も、やはり待っているタクシーにそのまま順番に乗るということになるでしょうから、運賃価格については消費者の方がそう選択できるわけではない。また、初乗り運賃等、それから目的地まで着いてみて初めて運賃を払うということになるわけですから、実際幾らになるかよくわからないということの、いわゆる規制緩和に伴う、この業界だけの問題ではなくて、これは消費者の立場から見てかえって混乱をすることになるのではないか、こんな危惧が出てくるのではないかというふうに思います。
この中で、既にもうある意味では大変にあふれていると思うのですが、今後、規制緩和をすることによってさらに新規参入やあるいは増車をそれぞれがされることによって、そういう意味では大幅な供給過剰が出てくることもあり得ます。このことによる先ほどの運賃の問題、それからあとは交通におけるマイナス面、あるいは環境の問題もあるかもしれません、排ガス等の問題ですね。こういうことに対して、この規制緩和が行われるとしたら、行われた後の対応についても考えるということも同時に今から想定をしていく必要があるのではないかと私は思いますが、こういうことに対してどんなふうに大臣はお考えでしょうか。