櫻井充の発言 (経済・産業委員会)
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○櫻井充君 答弁が最後違っていると思いますけれども。
要するに、これは検査をしても意味がないというふうに京大のある先生がおっしゃっているんだろうというふうに思います。これは、やるかやらないかというふうなことを、なぜやらなかったのかということの理由をお答えいただいたんでしょうが。
そこで、皆さんにちょっと資料をお配りしております。三枚つづりになっていますが、これを見ていただきたいんですが、これは実は去年起こりました和歌山の砒素の事件についてのものでございます。
砒素中毒の患者さんたちが遺伝子の障害を受けました。そのときにどういう検査をしているのかといいますと、尿中の8ヒドロキシル2デオキシグアノシンというものをはかっています。これはグアニンの代謝産物でして、遺伝子に傷がついた場合にこういうふうなものが尿中に多く排せつされるというふうに考えられています。
グラフがございますが、これを見ていただきたいんです。
これはどういうふうなグラフかといいますと、まず最初にコントロールとございますのは、これは正常人二百五十人のもともとのデータで、この間の砒素中毒の五十二人の患者さんのものではございませんが、横軸、十日の時点、そして三十日の時点でこの代謝産物が上がってきていることがわかります。そして、約二百日たって正常人のレベルに戻る、こういうふうな動きをしているわけです。
そうしてきますと、どういうことが言えるのかといいますと、例えばですが、今回の一件で一般住民の方々もこの検査をしています。しているというのは、それは聖マリアンナ医大の山内先生がみずから進んでやられた検査です。そこの中で八人の方の上昇が認められた。その後、ほかの六十九人の方についてはきちんとされていないということを非常に心配されていました。
ですから、こういうふうな形の検査で、例えば砒素の中毒の場合にも上がるということがわかっていますし、砒素よりもはるかに中性子の方がDNAの損傷が強いわけですから、ですから私はこういう検査をするべきだと思います。
そして、先ほどのある大学の先生の御議論ももちろんわかってはいます。しかしながら、今こういう検査で意味があるかもしれないというものを、私は、積極的に取り入れてやるべきだと思いますし、それが意味がないかもしれないからといってやらない、科学技術庁はそういう態度になるのか。私はそこを明確にしていただきたいと思います。
私は、これは世界の人たちが注目している事故だったと思います。そこの中でやれるべきことはきちんとやるということが当たり前のことだと思いますが、その点について長官、いかがお考えでしょうか。