水野誠一の発言 (経済・産業委員会)

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○水野誠一君 私も現場を見に行きまして、バケツによるウラン溶液の注入というようなことはとんでもない言語道断の話なんですが、その後の対応を聞いても、決死隊のような水抜き作業だとかあるいは有志による土のう積みだとか、何か第二次世界大戦のころの話を聞いているような、非常に原子力というイメージとはかけ離れた前近代的な対応しかなかったということにやはり大きなショックを受けました。
 今の西山委員のお話にもありましたけれども、今後も原子力を重要政策としていく以上は、安全性を前提とするのではなくて、やはり危険性を十分配慮した、前提とした原子力のリスク管理という観点も必要になってくるなという意味で、私はきょう幾つか御質問をさせていただきたいと思います。
 まず大臣に伺いたいんですが、つい先日、原子力委員会が進めております原子力研究開発利用長期計画の見直し作業において、ジェー・シー・オーの事故を受けて、原子力発電推進の是非にまで立ち戻った議論が始まっているという報道を拝見いたしました。この五年置きに実施されてきた過去の改定作業が原子力推進を当然のこととして、それを前提として進められてきたのに対して、今回はやや異例の展開だったのかなというふうに思います。
 委員のコメントとして、「原子力発電を進めるかどうか原点から議論しないと国民理解は得られない」とか、あるいは「原子力なしで何とかなるかどうかがカギ。」だというような発言があったという紹介がされているわけであります。確かに分科会の会議録概要などを取り寄せて拝見をしても、原子力の積極的推進がまず前提にあるようだが、脱原子力も視野に入れたものでなければ、この会議自体が無意味ではないかといった意見すらその中で見ることができました。
 そこで、大臣が委員長を務めておられる原子力委員会においてこうしたそもそも論が出ていることも踏まえた上で、今後の原子力政策における姿勢、大臣のお考えを伺えればと思います。

発言情報

speech_id: 114614062X00219991125_084

発言者: 水野誠一

speaker_id: 844

日付: 1999-11-25

院: 参議院

会議名: 経済・産業委員会