足立良平の発言 (中小企業対策特別委員会)
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○足立良平君 これは、ちょっともうこれ以上この問題余り突っ込もうとは思いません、私は。趣旨がちょっとそこ以外であるのですが。
これは政党の、今こういう変化の時代でありますから、総理が今おっしゃったように、ある面では新しい政界再々編成も含めていろんな動きがあるのかもしれません。ですから、その上での話になってくるわけでありますが、個人の問題を含めて、例えば比例代表制で当選して、そしてこれは政党の名前で当選をしているわけですから、そういう人が全然違った政党、相反する政党に移動するということは一体いかがであるか。これはまさに政治に対する不信の出てくるもう最たるものではないかというふうに私は思いますので、これはあえてここでこういう定義だけ一応しておきたいと思います。
それで、総理、これはちょっと私、今思い出しておりますと、この前の国会における国旗・国歌の特別委員会ですか、あの中でも私はちょっと総理と議論したんですが、国旗・国歌のあの法案をつくるに当たりまして、総理はこの参議院の予算委員会で、ちょうど自民党としてこれを進めていくということをおっしゃる一週間前に、たしか明確に法案化をしようという考え方はありませんというふうにおっしゃった。それ以降事情が変化したんだと、事情が変化という表現をずっとされていたわけですけれども、一週間前に総理はこれは法案化する考え方はありませんというふうにおっしゃっている。
それから、企業・団体献金の禁止の問題。きのうもクエスチョンタイムでいろんな議論がありました。これも新聞等の報道を見ておりますと、自民党の中山政治改革本部長の考え方をむしろ肯定的に総理もおっしゃっていたように私は新聞記事をずっと見ておりました。
それから、これは総理だけの問題ではありませんけれども、定数削減の問題にしても介護保険の問題にしても、それからガイドラインにおける船舶検査の問題、これはある面においてはガイドラインの一つの大きな柱であった。三党の考え方が違うから若干先送りしましょうと。前の通常国会の中では必ずこの問題をきちんといたしますというふうにおっしゃっていた、これもちょっと先送りされた。
考えてみると、私は、総理の言葉じりをとらまえて、そしてあれがけしからぬ、これがけしからぬと言うつもりは全然ないんですよ。それはない。けれども、はっきりと正式の、フォーマルな公の場所で私はこう考えますよというふうにおっしゃっていたやつがころころころころ変わっちゃって、そして本来やると言っていたやつがずっといつの間にか先延ばしされている。
私が今申し上げた一つ一つの項目について、これはどうだこうだということはきょうは詰めるつもりはありません。けれども、結局これは、総理というのは政治の一番最高の責任者なんです。この最高の責任者の言動、総理の言葉あるいは表現の仕方、これは国民の皆さん方がそれをじっと見ていて、そしてこれは本当に信頼に値するのかしないのかという観点で国民の皆さん方は総理の一挙手一投足を実は見ていると私は思うんです。
それからもう一つ、最近の神奈川県警のあの不祥事。私はもう大変なことだろうというふうに実は思っているんです。これは今の日本の社会的な秩序、これをきちんと担保してくれる、安全というものを担保してくれるのは私はやっぱり警察だと。そして、一般の警察官というのは大変まじめに職務に精励をしていると私は信じています。けれども、本部長以下最高幹部ですよ、最高幹部からああいうふうな状態をしてきたということについては、私は、警察というものに対して大変な不信感というものが国民の皆さんにできていると。
そして東海村の原子力事故です。これも一応安全だと言っていた。そしてまた、これはひょっとしたら通産大臣の所管というよりは科技庁の所管なのかもしれませんけれども、これも今日まで何十年間にわたって原子力の安全問題について営々として努力してきたその努力があの行為によって一遍に水泡に帰してしまったんです。
こうずっと考えてみると、今日の政治に対して国民は、これは一体どうなっているんだよと。そして、これに対して日本の文化というのは恥の文化だと。自分が責任があるとすれば潔く責任をとるということが日本人の今日までの文化だし、そして皆がおおそうか、もう一遍新たにやろうではないかという気持ちになってくるのが今日までの日本の美学だと私は思っているんです。それが全く飛んでしまっている。
総理、私はいろいろと考えてずっと振り返ってみまして、これはちょっと大変な状態になっているように思えてならないんですが、いわゆる責任をとるということ、あるいはまた国民の信頼を失墜してしまっているということについて、総理として一体どのように考えておられますか。