水野誠一の発言 (中小企業対策特別委員会)
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。
きょうは本当に有意義なお話を伺いまして、ありがとうございました。
まず、寺内さんに伺いたいと思うんですが、きょうお話を伺っていて私が一番感銘を受けたのは、たくみの問題。これは、確かに今の時代というのはすべて機械化されて何でもかんでもオートメーションで物ができるというふうに思われがちなんだけれども、実は日本の技術が、東南アジアなんかといわゆるコスト競争だけじゃない、日本の技術の差別化があるというのは、恐らくこういったたくみの技術、とりわけ今お話のあったレンズの研磨とか金型の作製とか、こういうところでのたくみの技術というものをやはり守らなきゃいけない、そうしないと日本の工業の空洞化が起きると、この点は全く同感でございます。
それで、特に寺内さんの企業の場合は、ファブレスを目指す、そして何よりもオンリーワン技術、これを持っておられる、そして同時に中小企業連合構想というような次の新しいビジョンも持っておられるということで、大変すばらしいと思うんですが、その一方で、今まで十三年、非常にやはり資金の問題や何かで苦労なさってきたんだと思うんです。
しかし、アーリーステージでベンチャーキャピタルがどんどんお金を入れてマザーズなんという市場が出てくると、創業して一・五年で上場を目指すなんという企業も片方でどんどん出てくるということ。しかし、寺内さんのお立場からいけば、今度の私募債の問題なんかでも、純資産五億の大きなバーがあってなかなかそれがすぐはできないかもしれないというようなことを伺うと、非常にしっかりとしたいろいろな苦労と技術と実績というものをお持ちになりながらなかなか私募債も出せない、まだこれから店頭公開なりをされるにはさらなる努力を必要とされるというようなところでどういうふうにお考えなのか。
多少矛盾みたいなものをお感じになるのか。持ち前の明るいパワーでさっきからお話しなさっているので、そういうことは余りお感じにならないかもしれないですが、その点いかがでしょうか。