二階俊博の発言 (運輸委員会)

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○二階国務大臣 ただいま森田委員から、成田空港の問題、当然、羽田空港の有効活用等につきましてお話を承りました。
 また、森田委員も既に御承知でございますが、いわゆる昭和五十年の二月、木村睦男運輸大臣のころでございますが、大田区が、羽田空港は国内線の専用空港とするよう運輸大臣に要請を出してございます。五十三年の二月には、福永健司運輸大臣に対しまして、当時は美濃部都知事でございましたが、羽田空港は国内線専用空港とするように、こういう要請があった。そして、平成九年の二月、今度は青島都知事が、生活都市東京構想において、季節便やチャーター便の運航による羽田の国際化を要望された。そして、平成十年の六月に、東京都議会は、羽田空港の国際化に関する意見書を決議されたという経緯がございます。一々その時の移り変わりによって、また地元の御意見等もあって、このような結果になったんであろうと思いますが、そういう東京都及び羽田空港をめぐる問題がございました。
 先般、羽田空港のB滑走路のオープニングに際しまして、石原知事の代理として東京都から副知事が出席されておりましたので、今後、羽田空港の活用につきましては、東京都だけのことでお考えになるのではなくて、千葉県とも東京都が十分お話し合いをなさるなどの機会も持ってもらいたいということを私からも申し上げておきました。
 今般、羽田空港の国内線の需要が余り見込めないような深夜、早朝の時間帯における国際チャーター便等の就航について検討を行うということ、今委員の御紹介にあったとおりであります。首都圏の増大する航空需要に的確にこたえるために、そして、さきに中馬総括政務次官に対しての御質問の中でお述べになりましたように、成田空港に対しまして新たに乗り入れを希望している国が、御指摘のように五十カ国に及んでおるという状況であります。それら、国が一兆五千億もの大規模な投資を行った国民共有の貴重な財産である羽田空港をできる限り有効に活用することによって、我が国、特に首都圏に乗り入れを希望しておる各国に対して何らかの対応をとっていくということについて、具体的な検討、勉強を今運輸省で行っておるところであります。
 一方で、成田空港の建設に御協力をいただいた千葉県側からは、国際線の拠点空港は成田空港であるという原則を維持していただきたいという御意見や、さらに、羽田空港の飛行経路下に当たる自治体からの深夜の騒音に対する懸念が示されておるというのが現状でございます。こうした意見や御懸念に対しまして、運輸省としても十分配慮しながら検討を進めてまいりたいと考えております。
 なお、私からのお願いでございますが、森田委員の所属される自由民主党におかれても、当然、東京都選出の議員の皆さんと千葉県選出の議員の皆さんと、この問題についても少しくお話し合いをいただくということが大事ではないか。全く異なる意見を東京都側から、今私の方が調査検討に入るということに対して大田区を初め評価しておるということの御意見をちょうだいいたしました。しかし一方、千葉県側からは猛烈な反対の御意見がなされております。
 同じ首都圏でございます。我々地方から出てきた者からすると、東京も千葉もみんな同じ日本の代表的な首都圏だというふうに見ておるわけでございます。この首都圏で、森田委員御主張のとおり、成田空港、羽田空港、両々相まって日本の経済の発展やあるいは文化の振興、国際交流、国際観光交流等について、両空港がさらに大きく前進することと同時に、また首都圏の第三空港についてすら検討しなければならないような航空需要の状況を見るときに、私は、この両空港をどう活用するかということについて、森田委員が御指摘のことに対して十分理解できるわけでありますが、何せそれぞれのお地元がございますので、千葉県側の御了解が得られるような方法はいかにすればいいかということを今検討しておるところでございます。

発言情報

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発言者: 二階俊博

speaker_id: 15893

日付: 2000-04-28

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会