二階俊博の発言 (運輸委員会)

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○二階国務大臣 なお、今、関西国際空港の二期の進捗状況についてのお尋ねでございましたが、その答弁の前に、私はこの前機会がありまして、オーストラリアの空港、オリンピックを控えて思い切った整備をなされておるわけですが、日本の空港に比べて、不必要なところといいますか、もう少し簡素にしてもいいんではないか、もう少し簡易にしてもいいんではないかというようなところを徹底的にむだを省くということの努力をされております。機会があれば、関西国際空港や中部国際空港の担当者は、そういう現地も十分視察をして、いいところは十分見習って、やがてはそれが国民の負担になっていくわけですから、できるだけ効率的に、また、費用をできるだけ縮減する方向で当初から計画を立てていく、そういうことをこれから指導してまいりたいと思っております。
 関西国際空港につきましては、周辺人口を約二千五百万人抱えておりますし、経済規模約百兆円に達しております。したがいまして、外国の例に例えますと、スペインだとかカナダとかという国の経済力をはるかに上回っておるのが関西圏の状況であります。したがいまして、航空需要は将来とも伸びてまいりまして、二十一世紀の初頭には、現状の一本の滑走路の処理能力の限界であります年間の離着陸回数十六万回に達するということが予想されております。また、現状においても、一時間当たり発着回数がほぼ発着枠の限界に達しておる時間帯が発生しているところであります。
 したがいまして、平成十九年の平行滑走路の供用を目標といたしておるわけでありますが、どうしても、この十九年を目標にしまして二期工事の実施ということは相当急いで対応していかなくてはならないというふうに考えております。また、世界各国の主要空港におきましては、複数の滑走路を有するのが当たり前でありまして、近隣アジアの諸国を見ましても、複数の四千メートル級の滑走路の整備済み、または今後整備を予定しているというのが周辺の実情でもございます。
 この二期事業につきましては、平成十一年の七月十四日に現地で着工し、現在、護岸工事及び埋め立て部の地盤改良工事を実施しているところであります。今後、平成十二年度末までに護岸を概成し、平成十三年度より埋立工事を開始して、二〇〇七年、つまり平成十九年の平行滑走路供用に向けて着実に事業を推進してまいる所存でございます。
 なお、一期工事、二期工事の完成を念頭にしまして、関西国際空港、さらにこの周辺地域との共存共栄を図っていくという観点から、御承知のとおり、今は北側に一本の橋がかかっているだけでありますが、風の強い日などはこの橋がストップになります。飛行機は飛んでくるのですが、この橋がストップになるというふうなことがありますので、当然、飛行機も休便にならざるを得ないというような状況がしばしばございます。したがいまして、南側にももう一本橋をかけてはどうかということで、周辺の大阪及び泉南地域におきまして前々から強い要望がなされております。
 地元の市などが中心になりまして今日まで調査を進めてきておるわけでございますが、このほど建設省にも御理解をいただきまして、建設省と運輸省、そして大阪府と和歌山県、周辺の市等がお互いに相協力して、五千万円の調査費でもって南ルート架橋建設につきましての調査を始めたところでございます。こうしたことによって、空港が周辺地域とともに栄えていく、そういう状況をつくっていきたいというふうに考えている次第であります。
 また、北側に一本だけでありますと、安全という面からも、あるいはまた複数のアクセスを有することの方が空港の将来のためにも適当であるということを、関係の委員、専門家の皆さんからもしばしば御指摘をいただいているところでありまして、それらに対して今後積極的に対応するために、建設省の御協力をいただきながら、ともども取り組んでいきたいというふうに考えておる次第であります。

発言情報

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発言者: 二階俊博

speaker_id: 15893

日付: 2000-04-28

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会