前原誠司の発言 (建設委員会)
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○前原委員 公共事業というのは我々の税金で行われるものでございまして、それを請け負う、もちろんそれはしっかりやってもらわなきゃいけないわけでありますけれども、その立場の人たちが、住民の意向というものを感情的だとかばかばっかりだと言うことは、私は余りにもおごりが多いんじゃないかというふうに思いますので、この場で改めて我々の怒りというものを表明させていただきたいと思います。
次は、大臣の御発言をちょっと時系列的に取り上げさせていただきたいと思います。住民投票に関する、大臣を含め、前任者の関谷大臣も含めて、発言がかなり試行錯誤といいますか、紆余曲折をしております。
まず、昨年の五月に関谷前建設大臣、住民の多数が反対なら計画を直ちに中止する、こうおっしゃっております。ただし直後に発言を撤回されておりますけれども、まずこういう発言をされた。そして今度は中山大臣になられてからで、住民投票の前でございますけれども、流域全体の生命財産の安全を確保しなければならない治水には専門的な判断が必要だ、一自治体の住民投票の結果で左右されるものではない。それから、一月二十一日、これは投票日の二日前ですね、この可動堰建設問題は科学的、技術的問題であり、それを住民投票で問うのは民主主義の投票行動としては誤作動だという、有名なお言葉を残された記者会見でありました。
そして、一月二十三日に投票がございました。
そして次の日の記者会見、これは定例会見でありますが、現在の国の可動堰化計画にこだわらない、これならという案、方法がほかにあれば取り入れる。それから、別のこともおっしゃっています。選挙で選ばれる政治家にとり数字は神の啓示だ、こういう発言を二十四日にされているんですね。これで住民投票をされた方々なんかは非常に喜ばれたわけでございますけれども。そしてまた同じときに、自民党の政調会長の亀井衆議院議員が、住民の意思を一切無視して進めるわけにいかないというコメントを出されている。
しかし、多分その間に河川局長なんかが一生懸命頑張られたんだと思うんですが、次の日、一月二十五日、賛成か反対かの意思表示は出たが、そんなものに判断していただく気はない、これは大臣のお言葉ですよ。それから、建設省出身の徳島市長に対して、反対表明をされた後でありますけれども、市長としての責任を捨てた人だとばっさり切られているわけですね。大衆というのは目のない怪物だ、それに目を向けてどこへ進むかを決めるのが政治だ。
二転三転しているわけでありますが、今の予算委員会からの大臣の御発言を聞いておりますと、どうやら紆余曲折の態度は定まってきたみたいで、可動堰化というのは絶対やるんだ、こういう話でございますね。
ということは、これは大臣の定例会見という公の場でされた、現在の国の可動堰化計画にこだわらない、これならという案、方法がほかにあれば取り入れるということと、選挙で選ばれる政治家にとり数字は神の啓示だとおっしゃったことというのは、これは間違いだった、取り消すんだということをやはりちゃんと言ってもらわないと、言ってみればぬか喜びをしている方々もおられるわけで、それについては自分の言葉というものは間違いであった、取り消すということを、逆にもしそうであれば言っていただきたいと思うんですが、いかがですか。