宮腰光寛の発言 (建設委員会)

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○宮腰委員 地元のPRをさせていただいたわけでありますけれども、北海道の自然の川よりも清流度が高い、申しわけありませんが。全国第一位四回ということであります。
 そこで、昭和四十四年八月、黒部川観測史上最大の大洪水に見舞われまして、特に右岸の入善町で数カ所の堤防が決壊して濁流が一・五キロメートルもの幅で流れまして、国道八号を乗り越えてそのまま海に達しました。
 はんらん面積一千五十ヘクタール、家屋流失や全壊が七戸、半壊や床上浸水が百三十六戸、床下浸水や農業用施設の損壊、橋の流失など、甚大な被害をもたらしました。大洪水の割に家屋の被害が少なかったのは、当時この地域が散居村であったからでありますが、現在は、工場や住宅も多く立地をいたしております。
 そのほかに、黒部川の大水害は、新聞に報道されているだけでも、明治で二回、大正で一回、昭和で十六回、平成七年の集中豪雨災害を含めて百三十年間で、大きなもので二十回を数えております。
 宇奈月ダムは、そのような大水害から流域を守るために住民の熱望にこたえて建設されたものでありまして、黒部川の中流という建設地点からいたしましても、流域における最後のダムであると言ってもいいと思います。ダムそのものは既に建設が完了いたしまして、ダムの湖底で昨年、最初で最後の湖底コンサートというものを開きました。現在、試験湛水が開始をされております。
 この宇奈月ダムと上流の出し平ダムの排砂ゲートを閉め切って仮に排砂を行わないものとした場合に、いずれ数十年後にこの二つのダムは、土砂が堆積して完全に埋まりまして、洪水調節機能も土砂管理機能も果たせなくなるわけであります。その結果、流域住民は再び大水害や土石流の危険に身をさらすことになってしまいます。
 漁業への影響を最小限にとどめるよう、排砂の時期や方法を十分に考慮しつつ、流域の将来にわたっての安全確保のために、出し平ダムと宇奈月ダムの連携排砂は計画どおり実施されるべきと考えますが、建設大臣のお考えを伺って質問を終わりたいと思います。

発言情報

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発言者: 宮腰光寛

speaker_id: 10351

日付: 2000-04-26

院: 衆議院

会議名: 建設委員会