鹿野道彦の発言 (憲法調査会)
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○鹿野委員 民主党といたしまして、衆議院の憲法調査会に関しまして、これから取り進めていく際の基本的な考え方について申し上げたいと思います。
最初に、この二〇〇〇年という大きな節目のときに憲法調査会がスタートするということはまことに意義のあることでございまして、私どもは、新世紀に向かって大いなる議論を展開していきたい、こういう考え方に立つところであります。
民主党は、二十一世紀のこの国の形を構想する立場から、あらゆる問題について自由濶達に議論する論憲の立場に立ちます。この立場から、本調査会におきましても、大いなる議論が交わされるよう望むものでございます。
本調査会におけるところの議論は、従来の、いわゆる護憲かあるいは改憲かというような論議にとらわれることなく、すなわち幅広く開かれたものにすべきである、こういうふうに考えておるところであります。
このような考え方から、現行憲法というものが制定過程に問題があるから改正すべしという立場にも立ちませんし、憲法改正を認めないというかたくなな態度もとらない、これが民主党の基本的な考え方であります。
日本国憲法のいわゆる三つの原則ということでしょうか、主権在民、平和主義、基本的人権、そういうものは、民主主義国を築く上において、また平和主義国を築く上において、大きな功績をもたらしてきたわけでございますが、これからも、この憲法の重要な精神として大切にしていきたい、こういうふうに考えております。
しかしながら、国際環境の急速な変化や、社会、生活環境の着実な変動など、時代は憲法についても大いなる議論を求めているものと考えます。果たして今日の憲法が新しい時代に十分適合しておるのかどうか、こういうことにつきまして調査研究することは必要なことであると考えます。
ましてや、新たな世紀を迎えまして、日本という国をどのように構想していくのか、どのような社会を目指すのかということを真剣に考えながら、そのもとで憲法の姿を議論していくことは重要であります。
憲法というものは、言うまでもなく国の基礎を形づくる基本法であり、それはいかなる国づくりを目指すかとの構想に基づいて組み立てられるべきものと考えるからであります。
こうした考え方に立ちまして、我が党は、条文に係る各論論議の前に、この国をめぐる二十世紀の総括と二十一世紀の展望につきまして、議論を大きな視点に立って骨太に進めることを提案したいと思います。
以上の基本的な考え方に立ち、国の形及び憲法全般に関する総括的議論をしっかりと行うとともに、各界の代表、碩学など、有識者を初めとして、広く国民の声が反映される仕組みを検討して推進すべきであると考えます。我が民主党は、国民とともに憲法を議論していきたい、このように考えております。
以上です。(拍手)