田英夫の発言 (外交・防衛委員会)

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○田英夫君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございました。大変勉強になりました。
 特に国分参考人が言われました中台関係に、中国共産党と国民党との関係という状況が今度ので中台関係になったという表現をされましたけれども、全く同感であります。今度、三分裂という形になるんでしょうか、この候補者も三人になったわけですから。
 それで、宋楚瑜氏が新党をつくるだろうということになってきますと、国民党と、これはまあ依然として強大な力を持っているでしょう、それから民進党と新党と。しかも、その民進党の陳水扁氏が総統ということになると、いずれにしても参考人も言われましたように単独ではできないのでどう組むかと。連戦という人が惨敗しましたから。しかし、李登輝さんの力は依然として残っているとなれば、大変この選択が難しいんじゃないかと。宋楚瑜という人が新党をつくると、私の知っている限り、北京側からすると一番好ましかったのではないか。
 というのは、北京が非常に信頼をしている陳明忠という人を御存じかと思いますが、かつて国民党に投獄をされて二十年ぐらい獄中にいた人ですが、今労働党というのを台湾でつくっていますが、小さな勢力ですけれども、その人たちは宋楚瑜氏をやったというふうに聞いております。
 そんなことで、どなたにお答えいただいてもいいんですが、国分さんがさっきそういう言い方をされましたからお答えいただければと思うんですが、どういう組み合わせをするんだろうかと。
 若干私見を加えますと、私の経験を申し上げると、一九八一年に北京を訪問しましたときに廖承志さん、周恩来総理の右腕と言われた人ですが、その人が私に台湾に行ってくれませんかと言い出しましたので驚いたんですが、あなたは台湾と無関係ではないですから、ぜひ国民党の人たちに会ってくださいと。実はかつて国共合作をやったりして共通の日本という敵がいたから意思疎通はありましたけれども、率直に言って今、世代交代が進んで国民党が何を考えているかよくわからないところがあります、ぜひそれを聞いてくださいと。
 私にできるとは思いませんでしたけれども、しかし、翌年台湾で国民党の幹部に会いましたけれども、そのとき印象に残っているのは、国民党の幹部は三民主義が北京、大陸との接点になるんじゃないかという言い方をしておりました。これも大変いまだによくわかりませんけれども、そういう経験があります。
 私ごとで恐縮ですが、無関係じゃないと廖承志さんが言ったのは、私の祖父が、田健治郎といいますが、台湾総督をかつて一九二〇年前後、五年ほどやっておりました。最初の文民総督であったことで印象がきっと台湾の人には強かったんだろうと思います。
 大変わき道にそれましたけれども、そういうことからすると、現在国民党との間も共産党側からするとかつてのような意思疎通はないと。いわんや今度陳水扁氏が総統になるということになると、その組み合わせという、最初の質問をしたところに戻って、大変これは北京側からしても重要な視点ではないかというふうに思いますのでお聞きをしたわけで、長くなりましたけれども、よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 田英夫

speaker_id: 16046

日付: 2000-03-23

院: 参議院

会議名: 外交・防衛委員会