森山裕の発言 (外交・防衛委員会)
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○森山裕君 今、政務次官がおっしゃったとおり、被爆の経験を持つ世界で唯一の国家でありますから、ある意味では日本の意見というのは理解をされやすいという面もあるのかもしれません。そういう意味では、ぜひ今後とも引き続き御努力をいただいて、最終日にいい結論が出るように頑張っていただきたいと要望を申し上げておきます。
次に、国際移住機関憲章の改正に関連をして質問をいたします。
先日、私は緒方貞子国連難民高等弁務官が講演をされた記事を興味深く読ませていただきました。その記事によりますと、冒頭で次のように緒方高等弁務官は述べておられます。
私が一九九一年に国連難民高等弁務官としてジュネーブに赴任したときには、冷戦も終わっており、難民問題も解決していくのだろうと楽観していた。しかし国際政治は新しい段階、つまり大量難民が生まれる時代を迎えた。
赴任したころ世界の難民・避難民は千七百万で、ピーク時の九六年には二千六百万。今は二千二百万とはいえ、この数は中規模の大きさの国に当たる。
さらに、講演の中途で、「昨年はコソボ、東ティモール、チェチェンの問題で多忙を極めた。この三カ所に共通するのは分離・独立、民族対立といった問題が絡んでいることだ。」「東ティモールは、住民投票で独立が決まった。ところが独立反対派による暴動や殺りくが起き、西ティモールへ約二十万人が難民として流出した。」と述べておられます。
まさに冷戦後も局地的な紛争はむしろ多発をしており、武力紛争が発生をするたびに、その直接的な被害に直面をする難民の姿が報道されております。このような武力紛争の直接的な被害者である難民を安全な場所に移動させ、武力紛争の終結後に本来の生活の場所に安全に帰還をさせることが、人道的観点のみならず、関係地域の安定にとっても大変重要なことであると考えます。
我が国は、難民等に対する人道援助を国際貢献の重要な柱の一つとして位置づけており、難民に対するこのような支援を行っている国際移住機関、IOMの活動をより一層積極的に行っていくことが大事だと考えます。
さて、東チモールについてでありますが、IOMも国連難民高等弁務官事務所とともに東チモール難民に対する支援を行っており、その活動に敬意を表する次第であります。
河野外務大臣は、四月二十八日から五月二日までの日程だったと思いますけれども、シンガポール、インドネシアを訪問された後、我が国の閣僚としては初めて東チモールを訪問されました。
そこで、外務大臣にお伺いをいたしますけれども、まず、東チモールの地に立たれたときの第一印象というものをまず伺ってみたいと思います。
引き続き、時間がありませんのでお尋ねさせていただきます。
次に、国連東チモール暫定行政機構の代表であるデメロ氏と、それから独立運動の指導者のシャナナ・グスマン氏と会談をされたということのようでありますが、その会談の内容について、差し支えなければお聞かせいただければと思います。
次に、我が国の復興開発支援策として、目に見える形の支援として早期実施方針と人材育成支援策を説明されたようでありますが、具体的にどのようなものだったのか、お聞かせをいただきたいと思います。
最後に、邦人援助関係者と面談をされ激励をされたというふうに報道されておりますが、邦人関係者の意見というものはどういうものがあったのか、何を望んでおられるのかをお聞かせいただければありがたいと思います。
以上であります。