河野洋平の発言 (外交・防衛委員会)

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○国務大臣(河野洋平君) 世界で唯一の被爆国である日本は、核軍縮、そして最終的な核廃絶、核のない世界をつくるということは我々の使命だ、我々がどうしてもやらなければならない問題だというふうに私は思っております。
 しかし、その一方で、国際社会はバランス・オブ・パワー、力のバランスというようなことが世界の安定というものをつくるという考え方もあり、現実にそうした状況でもあったわけですが、我々は何とかして核廃絶を、国際世論として核廃絶というものを進めていかなければならぬ、こう考えていたわけです。
 私は、前回、国連におきまして究極的核廃絶という決議案を提出いたしましたのは、御記憶だと思いますけれども、あの当時、核廃絶という言葉を使うということは国連ではなかったんです、つまり決議案として。決議案に核廃絶という言葉を使って、しかもそれがコンセンサスになるという状況というものはありませんでした。何とかして核廃絶という言葉を入れた決議案を国連総会で通したいという気持ちが私には非常に強くて、多少の妥協があったとしても核廃絶という言葉を入れた国連における決議案を成立させたいという気持ちがあって、究極的という言葉をあそこにつけるについては相当、議員も御承知のとおり、いろいろなやりとりがあった上で究極的核廃絶という言葉になって、しかし棄権はありましたけれども、投票に付して反対のない決議案となったわけです。そしてその後、NPTの会議でも認められて、これは究極的核廃絶というのは国際社会の中で一つの否定しがたい言葉あるいは目標ということになったことは事実だと思います。
 今回、今、議員がおっしゃったように、今回の決議は究極的核廃絶をさらに乗り越えて一歩前進したものだというふうに私は受けとめております。今、議員がおっしゃったように究極的核廃絶は否定されたんじゃないかというふうにおっしゃいましたけれども、私はそうは思っていないんです。究極的核廃絶は、さらにそれを乗り越えて前進したのだと。つまり、これは発展的に新たな目標というものを国際社会がつくったのだというふうに私は受けとめているわけです。
 これからは、今、議員が御指摘になりました……

発言情報

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発言者: 河野洋平

speaker_id: 31577

日付: 2000-05-25

院: 参議院

会議名: 外交・防衛委員会