二階俊博の発言 (交通・情報通信委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(二階俊博君) 今事務的なことについての説明を鉄道局長が申し上げたところでありますが、私は、先ほど委員がお示しになりました全国の新幹線網につきましても、これを具体的に実現していくために、財源的な問題あるいは期間の問題、いつまでかかってもいいというものでは私はないと思うんです。三十年も四十年も先のことを語っても私は現実の政治にはならない。
 そういう観点から、そうした箇所につきましても、このフリーゲージトレーンが成功すれば、フリーゲージトレーンで振りかえて事業を行うということに関して、もう既に幾つかの県の知事からも、内々ではございますが、私のところは早くやっていただけるならば早く県民がそのことに乗って、今おっしゃるようにおばあちゃんを列車に乗せれば東京へ着くということになれば、自分の方はフリーゲージトレーンでもいいと。フリーゲージトレーンは、全体まだ詳細は詰めてございませんが、新幹線に比べれば三割ないし四割ぐらいの費用でできるのではないかというふうに考えられれば、そうしたことも今後検討の一助にしていかなくてはならない。
 同時にまた、御案内の山形新幹線あるいは秋田新幹線、この不況不況と言われている時代に、乗客がぐんぐん伸びていき収入がどんどんと上がっていくのは山形新幹線であり秋田新幹線であるわけでございます。昨年の末でございましたが、山形新幹線は山形から新庄まで延長しました。直ちに二倍の乗客が乗り、なおその後の売り上げもぐんぐん伸ばしておるわけでございまして、それぞれの地方における新幹線への希望、また地元の潜在需要というか、そうしたものが極めて大きいことが判明したわけでございます。
 先般、私も四国に参りまして、JR四国の伊東会長や社長の梅原さんともお目にかかりまして、JR四国のフリーゲージトレーンに取り組む決意のほどを伺ってまいりましたが、今、山内委員がおっしゃるように、四国におきましてこの問題に対して大変熱意を高めていただいているということに感謝をいたしております。
 私は、今のような技術的にどうだというふうな問題をみずからもきちっとした判断を持つことができるように、先般大臣としての私的諮問機関を設けまして、大学の先生だとかいろんな専門家の皆さんにお集まりをいただきまして、今後新幹線直通運転化を推進していくためのいろんな方策について御意見を伺うというふうにいたしております。
 私は、最近鉄道局長に命じておりますのは、このことの乗り入れを希望する各県の企画部長さんクラスの方々にお集まりをいただきまして、地方の実情、地方の御熱意そして財政的にもどのような御協力が願えるのかというふうなことをあらかじめ検討する段階に入っておると私は思っております。
 プエブロで走っているのは、ただ六十万キロ走らなきゃいけないから朝から晩まで向こうの時間の許される期間、まさに黙々と走り続けておるわけですが、それをただ漫然と周りがみんなプエブロで走っているのばかりに期待を込めて待っておるというのではなくて、やらなきゃならぬことはたくさんあるわけでありますから、財源的な問題、また実際の列車だけではなくてもっと高度に技術的な判断をしなきゃいけない問題もあるわけでありますし、新幹線との関連の問題もあるわけでありますから、それらの研究、検討を早急に進めなくてはならないというふうに思っておるわけです。
 私どもの方としましても、新幹線直通運転化調査委員会、これは東京大学の森地先生に委員長になっていただきまして、各路線ごとに新幹線から在来線への乗り入れ地点や在来線の高速化方策、また既設の新幹線への影響等について検討を進めておる状況にありますが、一層これらについて、さらに直通運転化した場合の需要、そして収支採算性、費用対効果、経済波及効果等、広範にわたって調査を進め、十二年度中には調査路線ごとに実現に当たっての各課題等も含めて将来の事業化の可能性を取りまとめたい、こういう考えでおります。

発言情報

speech_id: 114714197X00220000314_008

発言者: 二階俊博

speaker_id: 15893

日付: 2000-03-14

院: 参議院

会議名: 交通・情報通信委員会