二階俊博の発言 (交通・情報通信委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(二階俊博君) お答えします。
 まず、運輸省の技術陣がそれぞれ関係企業の皆さんの協力を得ながら大変熱心に取り組んでまいりましたそれぞれの研究がようやく花開く時期を迎えてきた、このことに対してただいま谷林委員から大変温かい激励の言葉がございまして、大変私も意を強くすると同時に、関係者はこのことを聞いて大変感激するであろうというふうに思うわけでございます。
 運輸省におきまして、超高速船のテクノスーパーライナーでございますが、これも十年前のことでございますが、私が立川の先の昭島というところにあります四百メートルプールでの実験場に伺いましたときには、船もこれくらいの船でございました。これに対して波を起こしたりいろんな技術的な研究をしながら、これなら将来大丈夫だということを研究者の皆さんが本当に熱っぽく語っておることをいまだに印象的に覚えてございます。
 ちょうどそのときの運輸省の技術陣の指導者が、当委員会におられる戸田邦司氏が海上技術安全局長をなさっておりました。私は、この戸田局長の教えを受けまして、かなりこの方面に影響といいますか、日本の造船界の将来は、このことによって将来が開かれるとともに、造船界だけではなくて物流に非常に大きな役割を果たすだろう、物流のみならず人流にもこれまた大きな役割が期待される。
 したがいまして、先般私は、一月に中国に参りましたときに、今度この船を長崎から上海に向けて航行、つまり国際的な処女航海に中国上海を選んだ、ぜひ協力をしてもらいたい、単なる貨物船がやってきたと思うなということを中国の運輸担当の大臣にも申し上げて、全人代があるから現地へ迎えに行くことはできないが、我が方の局長等を現場に派遣して十分対応させていただくし、その船にも乗せてもらって勉強させてもらいたいと、こういうことでございました。
 ちょうどここにおられる鈴木政務次官が上海へ伺いましたが、鈴木政務次官からまたそのときの模様などをお尋ねいただければ結構でございますが、非常に盛大な歓迎を受けると同時に、千人ぐらい乗って行ったり来たりすることができないだろうかというお話が中国側から出たわけでございますが、これは時速九十四キロ、二千トンの貨物を積んで走れる。今度中国まで行ってこられた人たちの話を聞きますと、机の上にたばこを立てるとこのたばこが波の上を走っても揺れない、倒れない、そういうことまで報告がございました。
 長崎県議会では、いわゆる県議会を中断して知事以下すべての県会議員がこれにお乗りになった。知事から昨日手紙が参りまして、議会開会中でなければあのまま自分は上海まで行きたかったと、こういう連絡がございました。
 今夢を語れということでございますから、お許しをいただいてテクノスーパーライナーについて申し上げたわけでございますが、いずれ、テクノスーパーライナー推進の議員連盟等できてございますが、私はいよいよこういう時期になってまいりますと、いつか国会の休会のときを考えて衆参両院の有志の議員の皆様にぜひ乗っていただいて、このことに関しての理解を一層深めていただければ幸いだと思っております。
 そうしたところから、これを物流に使えるか、あるいは修学旅行なんかの船として例えば中国と行ったり来たりするということでも大変大きな意味があるわけでありますので、平成十四年度の実用化に向かって十二年度におきましては保有管理会社を設立することにいたしております。また、国際海上輸送を視野に入れ、先般の成功の結果をこれから広く日本の物流界の躍進に寄与することができればまことに幸いであると考えておるわけでございます。
 フリーゲージトレーンにつきましては、先ほど御質問もございましたので、その際御答弁を申し上げましたのでこの際は省略させていただきたいと思いますが、時速二百五十キロメートルが既にもう成功いたしておりますので、技術面においては私はほぼ成功しておるというふうに判断しておりますが、安全が何よりも重要であるという、特に我が国におきまして今まで目標としてまいりました六十万キロを試運転するということに関しては、これは怠りなく六十万キロを何としても達成をしたいというふうに考えております。
 いずれの技術開発につきましても可能な限り、今議員御指摘のとおり、早期に実用化を図るということが重要であります。国民の皆様にこの技術開発の果実をそれぞれ均てんすることができますように関係者を督励するとともに、今後とも国民の皆さんの理解を得て、皆さんがお互いに明るい未来といいますか希望の持てるように考えていきたいというふうに思っております。
 技術開発は、まさに二十一世紀にふさわしい交通体系の実現に向かって極めて重要な役割を果たすものと考えておりますので、今後、国土の総合的な利用を目指して発足する国土交通省におきまして、ただいま御指摘のような点を十分留意してより積極的により強力に進めていきたい。
 先般、ある委員会におきまして巨大官庁という御指摘を受けましたが、私は巨大であることには、数字の上でそういうことに相なろうかと思いますが、その中身の問題だと思っております。したがいまして、政策面におきましてこうしたことに対して一層力を注いで、そしてこのことに対する国民の皆さんの理解が高まれば、船の建造等につきましてもいろんな形で財源を確保する道も開かれていくのではないか、このように考えておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 114714197X00220000314_025

発言者: 二階俊博

speaker_id: 15893

日付: 2000-03-14

院: 参議院

会議名: 交通・情報通信委員会