中山正暉の発言 (国土・環境委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(中山正暉君) 私も三十一日、すぐに災害対策本部を二時に、ちょうど衆議院の本会議で都市計画法とそれから建築基準法の改正案が上程されて、田中慶秋先生の御質問に入って十分後に噴火をしたという情報がありまして、すぐに議場を出していただきまして、対策本部を立てて、それからまた国土庁へ帰りまして、第一回の全体会議を、本部の会議を開きまして、その足ですぐに現地へ入りまして、夕方には現地に着いて、伊達市の現地の対策本部に入ったわけでございまして、ここのところずっと注目をいたしております。
今お話のありましたあの上の方は林野庁の方でやった砂防事業、その下の方が建設省でやった流路工でございますが、これはおおむね、ちょっとオーバーフローしたようなところがありまして、その激しいところが新聞社のカメラでねらわれたものでございますから、半分ぐらい建物の埋まっているようなところが写っておりますが、二十三年前にやったのにしてはよかったねと私は河川局に言ったぐらいでございまして、うまく百八十五メートルの洞爺湖の中へ流れ込んで落ちついたようでございますので、あとは自然に誘導的に流れているようでございますが、これからどんなことになりますか。
あそこはSiO2とかいう珪酸の大変粘っこいアルカリ土壌だそうでございまして、流れてきてもみんなでホースで水をかけると固まってしまうような性質があるそうでございます。ですから、昭和新山とか明治新山とか、明治四十三年でございますが、そういう固まった山がこぶのように周りにできてきている。今度はうんと洞爺温泉の方に近いところでございますので大変気になっているところでございますが、おっしゃるとおりトラック七千数百台分の土砂、降灰があったとか、これは大変なことでございますから、今警戒おさおさ怠りないようにいたしております。現時点では、今回の噴火に伴う土砂災害が確認されているのは、想定していなかった温泉街直上の噴火口からの熱泥水による西山川のみで、昭和五十二年の噴火後に整備された砂防ダム及び流路工が効果を発揮したために現在の被害にとどまっているところだとこういうふうに考えております。捕捉量十万立方でございます。
また、建設省においてはこれまで被害範囲の予測を行い、また関係自治体のハザードマップを十五カ所ぐらい作成しておりまして、一カ所だけは伊豆の伊東の沖ということで海の中でございますのでこれはハザードマップはできませんが、今回の速やかな事前避難に極めて有効に活用されているところでございます。
今後とも、火山災害が発生した場合における被害の拡大を防ぐため、地方公共団体等と連携しつつ、砂防事業などの国土保全事業や、それから避難路、迂回路、及び緊急輸送道路に資する道路事業などを推進し、人々が安心して暮らせるような町づくりをいたしたい。
国道二百三十号ももう全部遮断されておりますが、私が現地へ行きましたときにもすぐ第七師団の工兵隊と道路局が協力してやったらどうかという話をいたしておりまして、今代替の道路もつくろうということで大体話は決まっておりますので、これは何もないことを祈りたいと考えております。