中山正暉の発言 (国土・環境委員会)
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○国務大臣(中山正暉君) 私も記者会見でいろいろ聞かれましたときに、いろいろ私の感想を申し上げたのでございますが、五十四年前に戦争が済んだ後、戦前は現人神と言われた天皇陛下は人間宣言をされましたから、もう私はその時点で、人間宣言をされた天皇のお立場というのは、憲法の第一条で国民統合の象徴というお立場におなりあそばして、そして国事に関する行為というものだけが規定されておりますから、戦前は、参議院議場を見てもわかりますように、参議院には貴族院と言った時代には定数がありませんで、そしていわゆる高額納税者、それから学識経験者、それから公、侯、伯、子、男、それぞれ貴族と言われた方々が自由に貴族院にお入りになっておられたということでございます。ですから、天皇の御座所が傍聴席にもございますし、衆議院では議長席の上になっております。
それが全く変わりまして、国民から選ばれた国会議員というものを主体にして、天皇陛下の国事に関する行為というものは内閣の補弼と助言によって行われますから、全く総理がおっしゃった考え方というのは、いわゆる宗教団体、神道、特に神道というのは昔は別格官幣大社というようなものもありまして、官が祭る神道というものがありました。
その考え方は戦後全く変わっておりますし、いわゆる神話の世界から始まったイメージで総理大臣が話をされましたが、それは神道政治連盟という場所での御感想であったんだろうという気でおりまして、行政の場にそういう問題を持ち込むべき時代ではない、こういうふうに確信をしておりますので、総理大臣は陳謝をなさったということで、別にその意識の中にそういうものが定着して固定した観念というものではないと、総理大臣の発言の要旨もここにございますが、私はそういうふうに感覚として受けとめております。