岩永浩美の発言 (農林水産委員会)
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○岩永浩美君 ぜひ時代の移り変わりの中における農村社会の実態を自治当局の中でも十分御勘案いただいて今後対処いただくことを要望いたしておきます。
次に、農業教育について、きょうは文部省の初等中等教育局長さんにお見えいただいておりますから、お伺いをいたします。
少年犯罪が大変急増しています。自分の感情をコントロールできないいわゆる切れる子供たちが多くなっていることは、日本の将来を考えると大変ゆゆしき問題だと私は思っています。この一つの原因は何なのか。学歴偏重主義の弊害、そう言われてもいたし方ない面が一面にあるのではないかというふうに思います。
このような状況の中で、家庭、地域、学校における作物を育てる、収穫をする喜び、そういう初等中等教育の中における一つの体験活動を通じて、子供たちが生きる力をはぐくむ心の教育の充実が図られることは大切であるということは言うまでもありません。
既にそういうことで広く文部当局も考えてやっていただいていると思いますが、過日、党の政調部会の中で農林水産省から資料を出されました。農業体験学習の実施状況、回答学校数、小学校千七百五十五校、中学校八百三十九校から回答が来ておりますが、農業体験学習を小学校で実施しているのは約七四%、中学校において実施している学校は三〇・二%になっています。
もちろん小中学校のいずれのところでも、小学校で七〇%であるとするならば、義務制の中における中学校でも七〇%に限りなく近い体験学習はあってしかるべきだという私は意識を持ちましたが、半分にも満たない体験学習の姿を見ると、果たして教育の一貫性と文部省当局が言われる生きる喜び、収穫の喜び、そして育てる喜びをそこで教育しているというふうにはとられない。体験学習そのものがこれだけ不足している、体験学習の時間がそれだけ割愛されている、そのことはなぜこうなっているのか、その実態を御説明いただきたい。