筆坂秀世の発言 (予算委員会)

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○筆坂秀世君 一期工事でいいますと、中小企業の発注率、これは大阪府から調べたものですが、五・三%、二期工事はまだこれは始まったばかりですから、契約がされたばかりですから、これはちょっと大手かどうか不明なものを中小企業にカウントしても、中小企業は〇・三五%ですよ。つまり、ほとんど行かないんです、こういう大型プロジェクトというのは。
 もう一つせっかくですから示したいと思うんですが、建設省の公共工事着工統計というのがありまして、この統計というのは年間三千万円以上の工事を請け負っている建設業者を対象にサンプリング調査したものです。
 これによると、パネルにしてきましたが、(図表掲示)八五年度、九〇年度、九八年度と、この対象になった公共事業費は当然のことながら大きく伸びています。十一兆、十四・六兆、十六・六兆と。ところが、これは衆議院の志位書記局長もやりましたが、就労者数は減っているんです。それだけじゃなくて、こういう六百三十兆円の枠があって、ともかくこれを使い切るというやり方をやるために大型プロジェクトに特化していく。今の関空なんかそうです。そのために、中小企業への発注率を見てごらんなさい。例えば、資本金五千万未満は、かつては五五・二%あった。四七・三、三六、最近は。一方、資本金一億円以上は三五・五が四四%、五一・八%、こういうことになってくるんですよ。
 ですから、こういう大型公共事業というのがむだである上に、しかも就労者も減らしてしまう。中小企業への発注率も減らしていくということなんです。
 総理、ここで私答弁を求めたいと思うんですが、ここに総額先にありきというやり方のもたらす弊害があるんです。ですから、もう目的が失われても、採算性がどう考えたって、行政監察局は政府の行政を監察するところでしょうが、そこが見通し暗い、厳しいと言っている。それでも運輸大臣は自信を持って進めると言う。そんなばかな話がありますか。総理は一体どっちの立場に立つんですか。

発言情報

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発言者: 筆坂秀世

speaker_id: 4295

日付: 2000-03-02

院: 参議院

会議名: 予算委員会