鈴木宗男の発言 (外務委員会)

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○鈴木(宗)委員 私がなぜこの野中発言にこだわるかといいますと、いろいろな思惑で書いているペンもあればテレビもあるものですから、はっきりしておいた方がいいと思っているんですね。同時に、それは、政府・与党一体で日本は動いていますよということを明確に示さなくてはいけないと思っているんです。一部報道では、この野中発言に対して、いやこれは切り離しだとか、年内の平和条約締結は困難だとかと好き勝手言っているものですから、その点、私は確認したかった点です。
 もう一度言いますけれども、原則論だけでは事は進みません。原則論を言って進んでおったならば、五十五年かかっていないはずなんです。この点、外交というのは日本の主張だけでは通らない、相手があるということ。お互い、相手が歩み寄って、そこで初めてよかったよかったという結果ができなければ、まとまるものもまとまらないでありますから、この点、私は、原則論にとらわれておっては事が進まない、そういった意味では野中発言というのは一石を投じたものだ、こんなふうに思っています。
 同時に、ロシアも野中発言に対しては好意的にとっていますね。このインタファクスなんかの話を聞きますと、注目に値すると言っているんです。
 私も一貫してロシアをやってきたものですが、共産ソ連のとき、私はつき合いをしなかった男です。自由と民主の国ロシアになって、この十年間、私は、青年交流で七百人来ていますけれども、七百人全部会っています。ことしでも、ネムツォフ元第一副首相だとかキリエンコ元首相、あるいはザドルノフ大蔵大臣、日ロ議連の会長だとか、ジューコフ予算委員長等、たくさん来ていますが、すべての人に私は会いながらも、平和条約の締結ということでは問題ないんです。あとはどういう切り口から行くかというのが私は大事でないか。
 そういった意味では、私は、原則にこだわらないで、この点、胸襟を開いて前提条件なしにやっていくというのが極めて大事だ、そういった意味では今の河野大臣の発言を了としたい、こう思っております。
 そこで大臣、例えば外務事務次官が、これは八月一日の新聞報道ですけれども、平和条約締結交渉「年内見送り容認」「交渉継続を示唆」なんというこの大きな記事があるんです。これなんかも、私はロシア側にも間違ったメッセージを与えると思うんです、日本は本当に熱心なのかどうかと。この点、こういった外務省の中での空気なのかどうか、最高責任者である外務大臣にお尋ねしたいと思います。

発言情報

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発言者: 鈴木宗男

speaker_id: 34304

日付: 2000-08-04

院: 衆議院

会議名: 外務委員会