金子晃の発言 (決算行政監視委員会)

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○金子会計検査院長 お答えをいたします。
 現在、国際的に、世界各国において国家組織における会計検査院の重要性がますます高まっており、また、それに伴って、各国国民の検査院に対する期待も強まっております。こうした中で、今議員御指摘のとおり、合規性、正確性の観点からの検査のみならず、経済性、効率性及び有効性の観点からの検査、いわゆる業績評価の検査が各国において重視されてきております。
 日本も同様の状況にございます。特に、平成九年度に会計検査院法が改正され、これらの検査の観点、すなわち正確性、合規性、経済性、効率性及び有効性その他会計検査上必要な観点が法律に明記されることになりました。また、我が国においても、国民の期待が会計検査院に対し増大しているというふうに理解をしております。
 会計検査院としては、これらを受けまして、ハードの面のみならず、ソフトの面での検査体制の充実強化を行ってきているところでございます。
 具体的に申し上げますと、人員や予算に関しましては、現状で必ずしも十分であるとは考えておりませんけれども、国家機関の一つとしておのずから限度がある中で、これまで漸進的な増加が図られてきているところでございます。
 また、ソフトの面では、限られた人員、予算で最大限の成果を上げることができるよう、職員に対する研修の充実を図ることにより、職員の検査能力の向上を図ったり、的確な検査計画を策定し、効率的な検査の実施に努めているところであります。
 このほかに、例えば、各分野の第一線の学者、有識者を招きましてセミナーを実施し、各分野におけるこれまで実施された施策の評価、今後のあり方等を伺ったり、世界各国の検査院の組織、権限、検査体制などを調査研究したり、検査実務者を招聘しての国際フォーラムを実施するなどして、参考となる点を取り入れるということを行っております。
 このようなことにより、社会経済情勢の変化に対応した新しい検査領域の開拓や検査手法の研究開発に努めるとともに、有効性の観点からの検査を今後もさらに充実させてまいりたいと考えております。
 このような重要な時期に、今回報道されているように、会計実地検査において調査官の言動に一部不適切なものがあったことは、検査院に寄せられる国民の期待と信頼を裏切ることにもなりかねず、まことに残念遺憾であると感じております。
 現在、事実関係の解明を進めておりますが、なぜこのような事態が生じたのかを究明し、今後二度とこのようなことが生じないよう厳正に対処してまいりたいというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 金子晃

speaker_id: 10691

日付: 2000-08-08

院: 衆議院

会議名: 決算行政監視委員会