相沢英之の発言 (決算行政監視委員会)

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○相沢国務大臣 この問題に関しましては総括政務次官からお答えをする予定になっているようでありますけれども、私の感想だけを申し上げさせていただきますと、バブルがはじけて以来、日本の金融界の最大の課題は、やはり何といっても不良債権の処理だ。その金融再生、早期是正のために、御案内のように、一昨年のいわゆる金融特別国会におきまして金融二法の誕生を見て、それに伴って、着々として不良債権の処理、言うなれば金融再生が行われてきて、現在もなお進行中であるわけであります。長銀、日債銀につきましての処理も進んでいるわけですが、まだまだそれで私は金融不安が完全に解消されたというふうには存じていないのであります。
 と同時に、多少これは個人的な見解になります。谷口さんと一緒に金融プロジェクトチームをやっているころはいろいろなことを申し上げましたが、確かに、どうもあつものに懲りてなますを吹くというようなところが多くて、私は、本当に真に必要とするところの資金に十分な融資が行われているのだろうかということについては、私個人としては、特に地元のいろいろな方々にお会いして話を聞くたびにそういう思いを強くするわけであります。
 したがいまして、全銀協、地銀、第二地銀あるいは金融公庫等々の分担、分担と申しますか領域をどのように考えるかという問題も無論ございますけれども、これからそういう中小企業を中心といたしまして、本当に的確に資金需要に対応できるような体制というものをやはりもっと考えていかなきゃならぬのじゃないかという思いをしているのです。
 それから、政府関係機関のあり方につきましても、確かに大いに努力をされておられるようでありますけれども、必ずしもまだ十分ではない。
 それから、特別融資保証枠というものが二十兆から三十兆にふえて、二十三兆既に消化しているということでありますけれども、その特別融資保証枠につきましても、これはその保証枠の分だけが言うなればネット貸し出し増ということになっているわけじゃない、かなりが旧債の振りかえになっているというような実態がございます。
 それから、ベンチャー企業に対する金融に関しましてもまだまだ私は不十分な点が多いんじゃないかという気がいたしますので、やはり金融問題全般を考えます際には、これからも、とにかく不良債権の処理については極力これを進めて、金融の安定的な姿をつくると同時に、本当にこれからの経済発展に必要な資金需要に対して的確に対処できるような体制をお互いに真剣に考えていかなきゃならぬのじゃないかという気持ちを私は持っております。

発言情報

speech_id: 114904127X00120000808_024

発言者: 相沢英之

speaker_id: 33795

日付: 2000-08-08

院: 衆議院

会議名: 決算行政監視委員会