岩永峯一の発言 (文教委員会)
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○岩永委員 もう一つお尋ねしたいんですが、家庭だとか社会が大変大事だと。しかし、文部省なり県の教育委員会、市町村の教育委員会がそれぞれ及ぼす範囲内というのは、意識のある方だけを対象にしている。むしろ、本当に子育てのあり方、それから立派な社会人としての、公人としての自覚、そういうものをやはり生涯教育の中で普及徹底させていかなきゃならないんですが、よく言われるように、三割未満にならない人にしかその影響を及ぼせない。私は、今文部省が思い切って生涯教育を、そしてそれぞれの市町村で行っている社会教育の部分を、本当に全国民にまで及ぼせるような具体的な方法はないか、このように常々考えております。
先般も提案させていただいて、当時の河村総括政務次官から御答弁をいただいたんですが、例えば、おなかに子供を宿す、母子手帳をもらう、そのときに、子育てに対する哲学、そしてしつけ、善悪、そういうことを教えるのにどうしたらいいかということで、子育て手帳というのを全部の皆さん方にお配りをいただき、そしてビデオもつくっていただいて待合室等で見ていただくような文部省の配慮をいただいたわけです。
私は、それでもなおかつ不十分だということで、今提案しておりますのは、できたらビデオを文部省が産婦人科の先生に預けて、そして産婦人科の先生が、母体の健康診断に来られた妊婦さんにそれを、次に診察に来るまで見てくださいよと。また、その次に来られたときにはその次の段階のしつけの部分をお渡しするというような形の中で、本当に全員に渡る、そういうような具体的な対策がとれないかということで、今文部省にそのことを強く要請しております。
例えば、皆さん方がお集まりになる入学式だとか卒業式、またその説明会等には、幾ら不熱心な親でも必ず来るわけです。そういうふうなときをとらまえて全員にそういう機会を与えるようなことをしていかないと、かつての一割、二割をとらまえて教育をしているだけでは、今回のこの青少年問題、そして国民が心配している部分での意識高揚、自覚というものができない、このように思います。ちょっと生涯教育に対する積極的な御答弁をいただきたい、このようにお願い申し上げます。