渡辺博道の発言 (文教委員会)

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○渡辺(博)委員 おはようございます。自由民主党の渡辺博道でございます。
 大島大臣におかれましては、大変重要な時期における文部大臣という重責を担いましての御活躍を、これから期待しております。
 時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきます。
 前回の委員会の中で、文部大臣のごあいさつがございました。その中に、項目的には二つの項目のところに国際交流という言葉があります。ちなみに、七番目の項目でありますけれども、「国民一人一人がゆとりと潤いを実感できる、創造的で活力ある社会を形成していくため、我が国古来の伝統文化を継承・発展させるとともに、すぐれた芸術文化の創造を図り、文化を通じた国際交流」という言葉であります。それから、九番目の項目でありますが、「IT革命や情報化、国際化など社会の大きな変化に的確に対応した施策の充実に努め、教育の情報化やITのもたらす影の部分への対応、さきの九州・沖縄サミットのG8共同宣言にも盛り込まれた学生、教員、研究者等の国際交流の拡充等」というような形で、このごあいさつの中に国際交流という言葉が二つ、二カ所述べられております。
 私は、この国際交流に関しての視点に立って質問させていただきたい、そのように思います。
 ここにちょっと分厚い資料がございます。「海外の日本語教育の現状」という本であります。国際交流基金日本語国際センターで発行したものでありますが、一九九八年度版であります。
 この中を見ますと、諸外国において日本語の教育を実施している機関や教師の数、そしてまた学習者数が載っております。一九九八年の調査によりますと、機関数は六千二百八十機関、教師の数として九千百七十六名、学習者数が百三十八万一千七十七人というふうになっておりまして、五年前の調査に比べますと、機関に関しては七三・一%の増、教師の数としては三七・三%の増、学習者数は二六・四%の増というような状況であります。
 こういった中において、国別に見ますとどこが日本語教育に熱心であるかということでありますけれども、一位は韓国で七十三万一千四百十六名の学習者がいます。二位がオーストラリア、二十九万六千、中国が三位で十一万六千、四位がアメリカで七万四千、五位がニュージーランドで三万九千というような数字であります。そしてまた、機関の数としても、韓国が千八百九十機関、オーストラリアが千六百四十九の機関というような形で、各国において日本語の教育が着実に行われているなというふうに私自身も実感しているところであります。
 そうした中において、海外において日本語を学ぶという意味は、まさに日本の伝統文化や社会、こういったものも言語を通じて理解してもらえる、さらに日本と交流を親密に図れる大事な要素だというふうに思うわけであります。したがいまして、国際交流のその源は、やはりお互いの言語を理解するということだと私は思うわけであります。
 その中で、同様に我が国の外国語教育を見たときに、やはり多様な国があるわけでありまして、多様な国の言語や文化を大いに学ぶことこそがこれからの国際社会の大事な要素だというふうに思うわけであります。ともに、外国の生活、外国で暮らしている人々の生き方や、そしてまた資質やその能力、こういったものをお互いに交流し合っていくこと、これがこれからの国際化の中の大事なポイントではないか、そのように思います。
 そこで、昨今、このような国際化が進展する中で、国際理解を深めるために、先ほど申しましたように、海外においても日本語教育が初等教育で、これは初等教育は実際の教育の中では三割程度でありますけれども、徐々にではありますが広がっているという現状を見ますと、我が国においても小学校のレベルから外国語教育にさらに積極的に取り組む必要があるのではないか、私はそのように思うわけでありますが、まず大臣に、この点についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 渡辺博道

speaker_id: 15180

日付: 2000-08-04

院: 衆議院

会議名: 文教委員会