松崎俊久の発言 (決算委員会)
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○松崎俊久君 私は、厚生省の厚生科学研究の中で骨粗鬆症の研究班が組織されていることをよく存じております。あの班長は私の友人でもありますからよく知っておりますが、しかし、あの研究班の報告を見ておりますと、いわゆる病院を基礎にしたデータが大部分を占め、本当に日本人の骨粗鬆症予防に対するものが出ておりません。
したがって、私は業を煮やしまして、私が提案し、農水省に呼びかけ、そして私がオーガナイズして、責任者は医科歯科大学にバトンをタッチしましたが、二年にわたって、あのJ—ミルクの資金の一部をいただいて、日本人を明確に代表するサンプリングを全国七町村選びまして、すべての年齢、小学生から八十歳に至るまでの全年齢の女性たちの骨の調査、並びにホルモンあるいは生活態度その他すべてを調査して結論を得て、農水省には報告してありますが、なお厚生省にもその報告書は差し上げてあるはずでありますからごらんになっているだろうと思いますが、実はそのデータの中に大変憂慮すべきデータがあります。
もうたくさんありますが、最も緊急の問題として出さなければならないデータは子供のデータであります。骨粗鬆症になるかならないかは十歳から二十五歳までの間の日本の女性が牛乳を飲んだか飲まないかで決まると。もうここにおいでの方々大部分、それはオーバーされているわけでありますが、とにかくこの時期の子供たちのデータをずっと逐年別に分析いたしますと、日本の全女性の中で女子高校生だけがとんでもない動きを示していることが判明しました。それは、小学、中学、高校、大学というふうに骨量はぐんぐん上がっていく、これが普通なのであります、男も女も。そして、大体三十ぐらいで完成していく。
ところが、日本の女子高生は、調査したあらゆる地域で中学三年より落ちているんです、骨量が。もうこの年代の女の子たちは間違いなく骨粗鬆症になると宿命づけられてしまいました。
このデータは何を物語るかというと、ダイエットブームというとんでもないことに対して厚生省、文部省の強力ないわゆる指導的な見解が出されていないことにも一つの理由がありますが、とにかくこれに輪をかけたのが今回の雪印の事件なのだと。
そうすると、この高校生の女の子が骨粗鬆症の年齢になるときは五十年後以上ですよ、六十年後ですよ。この世代でダイエットブームプラス雪印というとんでもないふざけた会社のやり方によって牛乳嫌いの子供を大量に生み出し、その結果が五十年後の日本の膨大な予算を食い、そしてそのころ、頼みのその女性の患者たちの亭主は、いや、亭主と言ってはいけません、夫は既に死亡してもうあの世へ行っていますから、毎日毎日ただひとり寂しく骨折の身を横たえるという、こういう宿命が待ち構えているのだということに至るまでの責任を雪印には感じてもらわなきゃならない。また厚生省もそれをお感じいただきたいというのが私の第一問、第二問の質問に込められた意味なのであります。それをこの骨粗鬆症という問題に立ち返ることによってもう一回振り返っていただきたいというふうに考えます。
ぜひ骨粗鬆症の重点を特に学校給食の外れた高校のところに置いてください。はっきり言えば、私は前にも提案したことがあるんですが、全国の女子高校生に無料で牛乳を配ったって骨粗鬆症の予防費用としてはえらい安いものだということを計算して質問したことがありますが、そのぐらいの気持ちで、文部省と協力していわゆる骨粗鬆症の予防は高校生からと、これをはっきり肝に銘じて指導方針を出していただきたい。いかがでしょうか。