藤島正之の発言 (憲法調査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○藤島委員 自由党の藤島正之でございます。
きょうは、二十一世紀の日本のあるべき姿に関して、大変格調の高い御意見をお伺いできて、本当に感激しております。
私、実はついこの間まで防衛庁に三十数年おりましたので、安全保障問題、先生も先ほど、やはり国家の重要な役割として安全保障の問題がある、こうおっしゃっておりましたので、まずその点について一、二お伺いしたいと思います。
冷戦時代は、御承知のように、我が国の安全ということで自衛隊を中心に防衛力整備に励んで、同時に、米国のアジア政策の中で守ってきてもらったわけですけれども、この四十年ぐらいでかなり変わってきておるわけですね。また、せんだっても、極東ロシア軍は二割ぐらい削減するというようなことを言っております。
そのようなことで環境も変わってきておるのですけれども、要は、今までは日本はアメリカの庇護のもとにあったわけであります。アメリカはこの数十年の間にアジアに経済権益が非常に膨らんできておりまして、現在では、アメリカとヨーロッパとの経済関係よりも、アジア全体、日本を除くアジア全体と言ってもいいのですけれども、この経済権益の方が大きいわけですね。そうしますと、恐らく米軍の存在そのものがかなり意味合いが変わってきているんじゃないかと私は思うのです。
先ほど先生は、「日米の成熟したパートナーシップに向けて」ということで幾つか御指摘がありましたけれども、それは非常にソフトに言っているんじゃないかと思うわけでありまして、本音は、アメリカは日本を守るために在日米軍を置いているんじゃない、沖縄の海兵隊もそうじゃないかなという感じがしておりまして、要するに、アジアにおけるアメリカの権益を守るために在日米軍を置いておる。特に、フィリピンのスービックとかクラークの基地がなくなりますと、では、在日米軍基地がなくなったら一体どうするのかということを考えますと、アメリカとしてはどうしても必要な基地だ、こう思うわけであります。
先ほど先生は、日米関係は対等な関係ということで、米英の関係のようなものをとおっしゃいましたけれども、今のような形でまだ引きずっておると、日本は米軍の守りの中におる、こういうことでは対等の関係ということはあり得ないわけであります。
私は、これから先を考えるには、アジアの安定がもちろん日本の安定にとって一番必要なことは間違いないわけですけれども、そのアジアの安定を図るのに日米が対等で考えていく、こういう時代になってくるのが二十一世紀ではないかな、こう思うわけですけれども、御意見をお伺いしたいと思います。