平林鴻三の発言 (内閣委員会商工委員会逓信委員会連合審査会)
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○平林国務大臣 山田委員がおっしゃいますように、NTTという組織をこれからどのような方に持っていくのかということが、現在私どもの重要な課題になっております。実際にはただいま電気通信審議会においてさようなことを含めて議論をしていただいておりますが、問題意識は委員がおっしゃったとほぼ同じようなことでございますけれども、私どもが問題として考えておることを若干申し上げて御答弁にしたいと思います。
NTTを完全民営化してはどうかという考え方、これにつきましては、今後、地域通信市場における競争が進展して公正競争条件が確保されるということが前提で検討をしなけりゃいかないということであります。
現状を考えてみますと、地域通信市場におけるNTT東西の事実上の独占といいますか、今DSLのお話がございましたけれども、さような問題が現実の状況として存在するように思います。それで、それによって地域通信市場の競争が十分に進展しておるとは必ずしも言えないなというのが私どもの持っておる認識でございます。
また、他方で、NTTをいわば特殊会社として扱っておるという趣旨は、ユニバーサルサービスの確保、こういうこととか、あるいは、研究開発の推進をするあるいはそれを普及するという場合において現在NTTが果たしております役割というものをどう考えるかという問題でございます。
簡単に言えば、NTTが完全な民営化になった場合にユニバーサルサービスというものは確保できるのか、確保しようとすれば別にどういう方法があるのかという問題、それから、研究開発の推進につき、あるいは普及についてNTTが果たしております役割を、果たしてどういうふうにこれからかわるものを探していくのか、NTTの力をこれからどういうぐあいに活用していくのか、そういう現実の対応問題があるわけでございます。
したがって、今申し上げたようなことをこれから検討していくということになるわけでございますが、さきに申し上げましたように、本年七月に、電気通信審議会に「IT革命を推進するための電気通信事業における競争政策の在り方」ということを諮問いたしまして、いわば今後の競争政策のあり方全般について幅広く御議論をいただく、NTT問題も含むということで御議論をいただいておるところであります。答申がいつ出るか、NTTに関してはまだはっきり伺っておりませんけれども、今鋭意研究をしていただいておる。
それで、日程的には、部会がございまして、部会の取りまとめを十一月の中旬ごろにやってくださるそうであります。それから中間報告として、これはもう審議会で答申としてお決めになったことを十二月の下旬ごろに私どもに渡していただく。それによって、差し当たり急いでやらなきゃいかぬことは次の通常国会で法律案をつくって御相談をさせていただくというようなことを考えております。