佐々木秀典の発言 (法務委員会司法制度改革審議会に関する小委員会)
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○佐々木(秀)小委員 裁判官についてですけれども、さっき下級裁判官の任命について何らかの国民的な関与というお話がありまして、大変結構だと思いますが、最高裁判所の裁判官の任命についてはどう考えておられたのか。これは、戦後の一時期、片山内閣時代だったと思いますけれども、任命諮問委員会制度というのがあったんですね。これくらいは活用するというようなことが考えられないかという御議論がなかったか。
それと、最高裁判所の国民審査、これは憲法で決まっていますけれども、具体的な実施方法は法律で決めることになっているわけです。衆議院の総選挙と一緒にということが憲法で決まっているものですから不自由なところもあるのですが、これがまことに形骸化していますね。それと、投票者の気持ちと合っていませんね、棄権の制度がないですし。ですから、そういうようなことについてどうお考えになっているのか。
それともう一つ、裁判官の市民的自由、こういう議論があったのかなかったのか。
私ども、「日独裁判官物語」という映画を見て大変感心したのですが、ドイツの裁判官なんというのは、市民的な活動をどんどんやっている、ボランティア活動をやっている、中には地域の議員の活動も兼任してやっているというようなこともある。それから、組合もつくっている。そこまでというようなことは私どもは言いませんけれども、余りにも日本の裁判官の場合は市民的自由がなさ過ぎるのじゃないか。
さっき木島さんから話があったけれども、市民集会に出て発言しただけで処分になるなんというのは、これはもう欧米から見たら噴飯物だと言われているぐらいですけれども、余りにもそういうことのために井の中のカワズになり過ぎているのではないかということがあるんですね、これは検察官もそうだと思いますが。そんな御議論があったのかどうか。また、これからそういう御議論をされる余地はあるのか、その点だけ。