小沢鋭仁の発言 (本会議)

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○小沢鋭仁君 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました衆議院議長綿貫民輔君不信任決議案につきまして、その趣旨を御説明いたします。
 まず最初に、決議の案文を朗読いたします。
  本院は、衆議院議長綿貫民輔君を信任せず。
   右決議する。
    〔拍手〕
以上であります。
 以下、その理由を申し上げます。
 そもそも、議長は、憲法四十一条に定められた国権の最高機関であって国の唯一の立法機関である国会の最高責任者として、国権の最高機関としての議会の品位を守り、厳正中立かつ公正な議会運営に努める立場にあります。
 しかるに、衆議院議長綿貫民輔君は、森内閣不信任決議案という国民注視の最重要案件を審議中に、まさにその討論の最中に保守党議員が壇上から行った暴挙を看過した上、野党議員が抗議し、議場整理のために本会議を速やかに休憩することを求めたにもかかわらず、これを全く無視し、あげくは議場内が混乱のきわみに達する中でなおかつこれを傍観し、事態の鎮静化、正常化の努力を全く行うことなく、ただただ強引に議事を進行しようといたしました。この結果、議場内はますます混乱のきわみとなったのであります。
 一体、議長綿貫民輔君は、昨日来の本会議が何のために開かれていたのか、理解されていたのでしょうか。
 森内閣のもとで、我が国の政治と経済は世紀末の混迷から全く抜け出すことができず、我が国の将来に何ら展望を得ることなく、政治、経済ともに沈滞の一途をたどり、国民の政治への不信と不満が極限に達する中で、森内閣に対する不信任決議案が提出され、速やかにこれを可決することによって国民の政治不信を払拭し、我が国をして世紀末の混迷から抜け出させようとする重要な国会審議の場でありました。
 しかるに、そのような重要な国会審議の場で、事もあろうに与党の議員がこのような暴挙を行ったことを傍観し、議会の権威や国権の最高機関としての議会の品位に何ら留意することなく、やみくもに審議を促進しようとする綿貫議長の行為は、全くと言ってよいほどに議長としての権威を失墜し、国民の議会制度への信頼を喪失させるものであります。このような議長のもとで、我々は一日たりとも審議を行うことはできません。
 二十一世紀を目前に控えた今日、国権の最高機関たる議会の長がこのようなありさまでは国民が不幸であり、このような議長の存在は到底容認できません。一日も早く議会政治への国民の信頼を取り戻し、国権の最高機関としての議会の権威と機能を取り戻すためにも、一刻も早く綿貫議長が退任することを強く求めます。
 以上が、本決議案提出の理由であります。
 議場におられる賢明なる議員の皆さんの心からの御賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。(拍手)
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発言情報

speech_id: 115005254X01720001121_005

発言者: 小沢鋭仁

speaker_id: 1006

日付: 2000-11-21

院: 衆議院

会議名: 本会議