工藤堅太郎の発言 (本会議)

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○工藤堅太郎君 自由党の工藤堅太郎でございます。
 私は、民主党・無所属クラブ、日本共産党、社会民主党・市民連合並びに自由党を代表して、ただいま議題となりました綿貫議長の不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 まず、さきに行われました衆議院本会議において松浪健四郎君のとった行動は、断じて許されるものではありません。
 言論の府である国会の、しかも内閣総理大臣の不信任決議案という厳粛な議案を審議している本会議場の壇上から野党議員に対して水を投げかけるとは、憲政史上かつてない暴挙であり、かつて、ばかやろうという発言をして衆議院が解散されたことがありましたが、この行為はそれ以上に非礼きわまりない行為であります。いみじくもこの行動は、野党の言い分には聞く耳を持たず力で押し通すという、今の与党の体質を露呈させたものにほかなりません。与党のこのような姿勢こそ、解散によって国民の信を問うべきものであります。
 松浪健四郎君を懲罰に付するのは当然でありますが、松浪君は、国会の品位を汚した不明を恥じ、直ちに議員バッジを外すべきであります。
 この松浪君の行為に対して綿貫議長のとった対応は、また不見識きわまりないものでありました。
 国会法第百十六条には「会議中議員がこの法律又は議事規則に違いその他議場の秩序をみだし又は議院の品位を傷けるときは、議長は、これを警戒し、又は制止し、又は発言を取り消させる。命に従わないときは、議長は、当日の会議を終るまで、又は議事が翌日に継続した場合はその議事を終るまで、発言を禁止し、又は議場の外に退去させることができる。」と規定されております。しかるに綿貫議長は、このように憲政史上例を見ない暴挙に対して、直ちに討論を停止させることをせず、騒然としている議場をそのままにして、討論を続行させたのであります。これは著しく議長としての公平を欠くものであり、このような議長のもとで公正な議事運営が保障されることはあり得ません。我々は、断じてこれを認めることはできません。
 さらに問題なのは、再開された本会議で、共産党の松本善明君が壇上にあり、なお議場が騒然としてとても討論を開始できる状況になかったにもかかわらず、綿貫議長は、直ちに賛成討論をしなさい、さもなくば、あなたの討論分をなくすと、あの騒然とした中で促したのであります。このような議事の采配はかつて聞いたこともございません。綿貫議長は、議長としての適格性を欠いており、議長としての識見のかけらもないということが判明したのであります。
 その上に、議長が延会手続をとった直後、当の不信任決議案の当事者である内閣総理大臣に、あろうことか議場内で十数分にわたり説明した行為は、立法府の権威を著しく冒涜するものであり、議長にあるまじき行為であると言わなければなりません。
 内閣不信任案が可決されようというこの大事な本会議に、公正であるべきみずからの職責を果たすことなく、綿貫議長のとった議事運営を、我々四野党は断じて容認できないことを申し上げて、賛成の討論といたします。(拍手)

発言情報

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発言者: 工藤堅太郎

speaker_id: 677

日付: 2000-11-21

院: 衆議院

会議名: 本会議