藤井俊男の発言 (議院運営委員会)
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○藤井俊男君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となっております選挙制度に関する特別委員会設置の件に対して、反対の立場から討論を行います。
選挙制度に関する特別委員会の設置について反対する第一の理由は、今回の選挙制度に関する特別委員会の設置が参議院選挙に非拘束名簿方式を導入するためのものであり、この選挙制度改革問題は、久世前金融再生委員長の辞任に端を発する自民党の不透明な比例順位決定問題隠しとも言えるもので、動機不純で認められないということであります。まず、自民党みずから久世前金融再生委員長の記者会見での釈明と党見解の食い違いを国民の前でただし、責任の所在を明らかにした上で選挙制度について改めて議論する場を設けるべきである。
設置に反対する第二の理由は、これまでの選挙制度に関する特別委員会が定数削減問題について議論される場であったのに対して、今回の特別委員会が非拘束名簿方式導入のためのもので、まさに全国区の復活とも言うべきものであり、過去の議論を全く無視しているものであるからである。金がかかり過ぎるということが比例区導入の契機になったにもかかわらず、みずからの体質はそのままにして銭酷区を復活させようとする横暴は絶対に認められない。問題になっているのは、自民党の体質であり、問題のすりかえである。
第三の理由は、非拘束名簿方式導入は与党に有利な選挙制度改革に変えようとするもので、党利党略そのものであるということである。来年七月に参議院選挙を迎えるこの時期に拙速に法案を提出すべきではない。選挙までの期間は十カ月足らずである。国民に選挙制度を周知させる期間は最低一年というのが常識であり、与党の強引かつ唐突な新制度導入は、まさにみずからの疑惑隠しそのものである。
第四の理由は、選挙制度改革は議員の身分にかかわる問題であり、議長のもとに与野党間で参議院選挙制度改革に関する協議会を設けて話し合ってきた。そこでは、与党議員が座長を務めており、議論の結果、「当面は現行の比例代表制と選挙区制という制度の基本的な枠組みは維持することを前提とし」ということで意見が一致していた。こういった与野党間の合意がある中で、与党の一方的な制度改革は、与野党間の信義にもとるものであり、さらに議長の権威まで冒涜するものである。断じて認めるわけにはいかない。
以上を申し上げ、選挙制度に関する特別委員会の設置に反対する討論といたします。