堺屋太一の発言 (交通・情報通信委員会)
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○国務大臣(堺屋太一君) 交通通信の分野で長い経験をお持ちであり、また、国際的にも豊富な知識をお持ちの中島委員からそう申されますと汗顔の至りではございますけれども、このIT国家戦略というのを二つの面で申し上げまして、まず一つ、産業政策という面で見ますと、これは情報の自由な取り入れによって非常に高度な知的産業、知識産業を高めるとともに、あらゆる産業分野を情報化することによって効率を高めていく、こういうのが一方にあると思います。
そして、国民生活の方を非常に平易に申し上げますと、まず手間のかからない社会をつくる。例えば、政府の手続をするとか、学校の入学手続をするとか、病院の手続をするときに非常に手間がかからないようにすることというのが一つ。それからもう一つは、楽しい話、そして同じ仲間をつくりやすくする、いわばさみしくなくする。この煩わしくなくするということと楽しくするという、これが国民生活に重要なところだと思います。
そういう意味で、非常に生産性の高い、効率の高い世の中をつくると同時に、人々の暮らしを便利にし楽しくしていく、これが大体の国家戦略の一番の根本的な目標だと考えております。
そういうようなものにするために、具体的な方法といたしまして、具体的といいますか、それに至る方法といたしまして、まずハードウエアである光ファイバーを中心とした高度情報通信網、ネットワークをつくるというハードウエアの仕事。それから、だれもが使えるようにするというソフトウエアの普及、利用技術の普及。それから、便利で楽しい情報の中身をつくるというコンテンツの創造、この三つを、三本柱を同時につくっていく。そういう仕組みでこの究極的な、さみしくない、煩わしくない、そして効率のいい社会をつくろう、これがこの法律の一番の根底にある発想だと思います。