中島啓雄の発言 (交通・情報通信委員会)
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○中島啓雄君 今概括的なお話を伺いましたが、個々のまさにアクセス系を整備するというのはなかなか大変なことだと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いをいたしたいと思います。
次に、電子商取引に関連する問題について、消費者保護というような観点から若干お伺いをしたいと思いますが、電子商取引はだれでも参加ができて処理がスピーディーで、いろいろ商品なりなんなりの選択の幅が広がる、それから国際取引も極めて簡単にできるということで飛躍的に発展する可能性があると思いますが、同時にその陰の部分として、先ほどもおっしゃいましたが、不正やトラブルが発生しやすいというような問題もございます。
ビジネス対ビジネスの取引というのは自己責任原則でお互いに契約自由でやればいいじゃないかという面も多々あると思いますが、ビジネス対消費者あるいは消費者対消費者間の取引というのはどうしても売り手優位になりますから、必ずしも自己責任原則に任せておけばいいというわけにもいかない。そこで、だれもが安心できる制度的な基盤と市場ルールといったようなことが必要であると思います。
例えば、私の経験でも、PCのソフトを買うと必ず最初から二番目の画面に使用許諾契約というのがぽんと出てきて、同意しますかと。ところが、延々と書いてある画面をまず全部は読まないで、とにかく同意しますとぽんと押してしまう。こういうようなことでございますから、もしそれが消費者に非常に不利なことでも書いてあれば極めて問題であると。国際取引になればなおさらのこと、お国柄によっていろいろ違ってくると思うんですね。私も例のアマゾンというネット書店を試してみたんですが、ドイツの場合はそれに対する返品保証条項というのが一ページ半ぐらいにわたって詳細に書いてあるんですが、イギリス、アメリカは極めてあっさりぽんと書いてあるだけだと。
そういった違いもございますので、国際的な取引の整合性というか、国際的な契約準則の統一といったようなことも含めて、今後そうしたネット取引の契約準則の制定あるいは簡易な紛争処理機構とか、そういったものが必要になるのではないかと思いますが、現在の検討状況など、これは企画庁の方からお答えいただけますでしょうか。