松谷蒼一郎の発言 (国土・環境委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○松谷蒼一郎君 今、扇建設大臣から極めて積極的なスピーディーな素早い対応をお聞かせいただきました。与党三党としては、建設省関係で百二の事業の見直しを打ち出したのでございますが、建設省としては独自に別途三十四の事業も見直すということで、合計百三十六の事業見直しを図るというように伺いました。その対応に大変敬意を表する次第でございます。
ただ、必要な事業は、冒頭申し上げましたように、我が国の社会資本整備はまだまだおくれておりますので、必要な事業はどんどん進めていくべきであるというように思います。ただ、戦後五十年をたちまして、やはり公共事業の考え方にも若干新しい考え方というのか、そういうのを導入すべきではないかというようにも思います。
我が国は災害常襲地域でありますから、どうしても河川事業、ダム、そういうような大規模な防災事業について、これまで公共事業の基本的対応として事業を実施してまいりました。あわせて、産業の発展のため、我が国経済の発展のため、効率化のため、高速道路を中心とした幹線道路の整備を公共事業の根幹に据えてやってまいりました。
しかし、ある程度そういうようなものの見通しが得られた現在、私はやはり冒頭申し上げました欧米諸国との環境の違いといいますか、美しさというか、そういうようなものについても十分細やかな配慮をして、社会資本の整備を実施していっていただきたい。
例えば、オランダなんかでも、道路の沿道に二メーター、三メーターの側道をつくって、そこを芝生で埋めて、そして非常にきれいな環境を醸成しております。そういうような配慮というか、社会資本整備というものは、これから住民の精神生活構造の充足のためにも極めて重要ではないだろうかというように思っております。
例えば、河川についても、ただコンクリートの堤防をつくるというだけじゃなくて、やはり環境に配慮した形での緑に覆われたような堤防をつくっていくとか、あるいは海岸事業もそうでございますね。そういうような配慮に満ちた事業を実施していく必要があると思いますが、これからの公共事業の考え方について、大臣にその所信をお伺いいたしたいと存じます。