松谷蒼一郎の発言 (国土・環境委員会)
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○松谷蒼一郎君 総裁もなかなか言いにくいところがあるんでしょうが、せっかくのノウハウでありますし、持っていらっしゃるわけですし、大都市は、逆に言えば民間ディベロッパーでそこそこのノウハウを持った企業が結構ありまして、市場原理に合った形での住宅の提供あるいは再開発をやっているわけです。
ところが、地方都市、県庁所在地の都市等においては、そこまでは民間企業が入ってまいりません、どうしても市場原理で若干劣る部分がありますので。となれば、やはり政府施策公団としての性格を十分に生かしながら、そういう地域にも勇断を持って入っていって、よいことをすれば別に与野党を問わず、おかしなことをしたとは言わないわけですから、ぜひおやりになっていただきたいというように思います。
どうもいろいろありがとうございました。これから大変な時代が待ち受けておりますが、大いに御活躍をされますよう祈念いたします。本日はこれで結構でございます。どうもありがとうございました。
ところで、町づくりの観点に若干戻りますが、御案内のとおり、東京山手線内の建物の平均階数は現在でも二・三階であります。私が以前こういう仕事をやっておりましたときも、これはもうそれこそ何十年も前ですが、それもやっぱり二・二七階かせいぜい二・三階だった。少しもふえていないんです。
中曽根内閣のときに、当時の中曽根総理から、山手線の中を全部五階建てにしろというような指示が出ました。ただ、五階建てにしろといっても、容積率の緩和はできましても、建物を建てるのはこれはまさに民間、市場原理に沿って民間がつくるわけですから、それはなかなか難しいということであったんですが、現在依然として二・三階。
これについて、もう少し欧米並みにコンパクトな町づくりというものを考えてもいいんじゃないかというように思います。パリは環状線の中は平均五階建てぐらいになっているわけですね。
現在非常に、都市生活者の通勤時間がどんどん延びまして、今でも通勤時間はふえている。平均往復で三時間もかかっていると。大変に疲労こんぱいをしているわけです。だから、町づくりの観点というのは都心への住宅の回帰ということが非常に大きな命題であるというように思います。
こういう点につきまして、建設大臣に、時間がございませんので、最後にお伺いをして締めたいと思いますが、なお、その場合、行政がやるべき仕事もありますが、NPOに手伝っていただいて細かい町づくりについてもやっていただくと。そのためにNPOに対する支援策を考えていくというようなことも考慮してもいいんじゃないかというように思います。
いずれにいたしましても、これから二十一世紀へ向けての我が国の住宅・社会資本整備というのは非常に緊急な課題であるというように思いますので、それらを含めまして総合的に建設大臣に御意見を伺い、決意の一端をお伺いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。