金本良嗣の発言 (国土・環境委員会)
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○参考人(金本良嗣君) 適切な価格というのはなかなか定義が難しい概念でございまして、これが何だということは定義が基本的には不可能なものだというふうに思っています。だから、私ないしはほとんどの経済学者はこういう言葉遣いをしないということかと思います。
基本的には、当然安くというので、それで建設業者の方々がつぶれるといったことは維持できないわけで、よいものを安くということには、よいものが継続してできることを前提として、その上でもってなるべく安くということがございます。システムの設計としてはそういうことを念頭に置いて安くできるように競争をしていただくということになるということであります。
あと、安くということが労働者等にはね返ってめちゃくちゃになるという議論がございますが、本当に安くなれば、例えば労賃が安くなれば、建設業に就業する人はいなくなるはずでありますので、長期的に考えればそういう調整が起こりますので、完全なスパイラルが起きてめちゃくちゃになるということはない。経済システム全体として見ればそれぞれの方々がよいものを安くということで一生懸命競争されていく、そのプロセスで労働者の賃金も生産性の向上に伴って上昇していく、こういったメカニズムであるというふうに認識しております。