松崎俊久の発言 (国民福祉委員会)
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○松崎俊久君 野中官房長官も、私がかつて沖北の特別委員会でこの問題を質問した折、積極的に考えたいということはおっしゃっていましたが、調査費という形では落ちているようでありますが、何分これを私は県を通したりなんなりするのではなくて、直接自治体同士で結ばせていくようなやり方で推進できればいいなと思っております。
とにかく、御存じのように、沖縄は最近自殺の問題があって平均寿命が男の場合足踏みをしております。女はもう断トツの長生きで、沖縄の女は今後他県にまず追い抜かれることはないだろうと。ただ、沖縄の男はどんどん追い抜かれて、長野県に追い抜かれ、熊本県に追い抜かれというような事態をどんどん繰り返しております。
ここに見られるのはやはり、健康という問題はこれだけ切り離して論じられないなと思うのは、経済のだめなところは健康は全部だめだと、本質的に。ただし、例外は沖縄だけです。沖縄は健康状態は極めていいわけでありますが、経済は最低と。これは沖縄の食生活がそれをもたらしているからでありまして、これだけは例外でありますが、あと本土は全部、経済と所得と病気の状態が平衡しております。
ただ、大都市だけおかしい。これは厚生政務次官の御出身の大阪について大都市対策としてぜひ考えていただきたいのでありますが、西成区は全国最悪の健康状態にあることは御存じのとおりでありますが、大阪府全体が悪い。しかし、では東京はどうなんだというふうに考えると、東京は決して悪くない。大阪だけが大都市の中で一段と沈んでどうしようもない状態にある。
こういう問題はなぜなのかというようなことを一つも突っ込んでいかないんですね。極端な地域差があらわれている原因、大体答えはわかっていますけれども、そういう問題を多くの人に知らせていくためには、こういうせっかくのチャンスでやった健康日本21などでもう少し地域差を大胆にお取り上げになって、それを示していけば大阪の対策がまた成り立つだろう。
静岡なんて本当におもしろい地域です。西半分はすばらしく日本のトップクラスにいい、東半分は日本の最悪の状態に近いと、きれいに分かれているわけですから、ここに同じ政策を打ったって成功するわけがないわけです。介護保険だって予防の方針だって全く違うわけです。そういうようなきめ細かさをむしろ使い分けながら、健康保険のこの赤字問題をぜひ考えていっていただきたい。
予防にまさるものは絶対にありません。予防活動をやることによって介護保険の対象者が減り、予防活動が熱心になれば、そこで培われたマンパワーは介護保険がいかに大変になってもそれを受けとめるだけの余裕を持ちます。現に私が先ほど紹介した町は、決して広域で介護保険はやりたくない、単独でやりたいと。それは、自分の町だけで全部処理できるからという自信があるからで、頑強に広域化に反対し、単独化を推進して、びくともしない状態になっています。ですから、介護に回る人をいかに少なくするか、このことが健康保険の赤字を積極的に解決する方法。これに対して、私は率直に言って、厚生省の努力はほとんど過去に見るべきものがなかった、見るべき成果を上げ得なかったというふうに申し上げたいと思うんです。
しかし、何も悪口だけを言っているつもりはないんで、ぜひとも予防にもうちょっと突っ込んだ、赤字を克服し健康保険を守っていくためにもそういう政策をぜひ打っていただきたいというふうに最後に要望して、私の質問を終わります。