弘友和夫の発言 (予算委員会)
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○弘友和夫君 私は、自由民主党・保守党、そして公明党を代表して、ただいま議題となりました平成十二年度補正予算三案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。
賛成の第一の理由は、我が国経済の飛躍的発展に資する情報化推進型の予算となっている点であります。
毎年四%を超える高い成長を続ける米国経済が、情報技術、すなわちITの発展に支えられていることは周知の事実であります。我が国においても、世界の潮流を見誤ることなく、ITを中心とした二十一世紀の発展基盤を整備することは、グローバル社会の政府に求められる喫緊の課題であり、国民に対し果たさなければならない責務であります。
政府は、さきの経済対策でIT革命の飛躍的推進を大きな柱の一つに据え、本補正予算においては、地域に超高速通信網を整備する地域インフラネット基盤整備事業や新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業など、光ファイバー網の整備に資する施策を実施するとともに、教育の情報化に関連する施策に手厚い予算配分を行い、公立学校の校内LAN整備の大幅な前倒し、高速インターネットによる未来型教育の研究開発事業の実施、IT講習推進特別交付金の創設など、情報化時代を創造するための経費が約七千九百億円盛り込まれております。かかる施策が相まって、必ずやIT立国日本が誕生するものと確信いたすものであります。
賛成の第二の理由は、公共事業の重点配分を行い、未来型社会の構築に資する内容となっていることであります。
本補正予算では、二十一世紀における発展のかぎを握る情報技術関連の基盤整備はもとより、国民の生命と安全を守るためのダイオキシン対策など、循環型社会の実現のために二千七百億円の予算を計上するほか、高齢化に対応した公共空間のバリアフリー化の促進、交通渋滞の解消を図る都市基盤整備事業の推進など、いずれも国民が切に願う経費の拡充を図っております。これらの社会資本整備はすべて今まさに必要なものに限定され、しかも時代を先取りした経済構造改革に資するもので、高く評価いたすものであります。
賛成の第三の理由は、将来世代に負担を先送りする赤字国債の発行を回避している点であります。
経済の自律的回復への動きが出始めた現在、景気対策を行う中においても財政規律に配慮することは当然であります。政府は、今年度の税収増加分一兆二千億円、前年度剰余金一兆五千億円を活用することで、国債発行は社会資本の整備のための建設国債二兆円のみにとどめております。かかる政府の努力により、三年連続となる経済対策としては初めて事務費など経常的支出に充てられる赤字国債の発行が回避され、景気と財政の両面に十分配慮した予算となっております。
以上、賛成する主な理由を申し述べました。
政府におかれましては、本補正予算成立後は速やかに執行に移されるとともに、来年度予算の編成におきましても、本補正予算に息づく精神を生かし、我が国を希望に満ちた明るい社会に先導されんことを切にお願い申し上げ、私の賛成討論を終わります。(拍手)