平沼赳夫の発言 (経済産業委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○平沼国務大臣 一つは、今後の石油産業の制約要因といたしましては、可採埋蔵量が、常に言われてきたところでありますけれども、四十年程度ということで、資源として限りがある。また、二酸化炭素の排出等によりまして環境への非常に大きな負荷がかかる。また、それが特定地域に賦存しておりまして、脆弱な供給構造であること。今後、新エネルギー等、他のエネルギーに代替されていく可能性がある。こういったことをそのエネルギーメジャーのトップは総合的に勘案されてそういう発言になったのではないか、私はそういう形で推測をいたします。
しかし、他方で、発展可能性がある要因といたしましては、他のエネルギーに比べて輸送面等で利便性、経済性があること。また、技術革新によって追加的な可採埋蔵量が確保できる。これはたしか今までずっと四十年ぐらいだとここ半世紀ぐらい言われ続けてきましたけれども、探査技術の向上でございますとか、あるいは一生懸命努力をした結果、今現在でも四十年、五十年、さらには百年というようなことを言っている方々があります。それから、今後のクリーンなエネルギーの一つとして期待されている燃料電池、この燃料としてガソリンが有力視されている、こういうようなことも逆の方向で考えられます。
私どもとしては、いずれにいたしましても、石油産業というものが当分の間主要エネルギー供給産業であるのは間違いがないのではないか、このように思っておりますし、また、石油から天然ガスへのシフトや、産油国における鉱区開放の動きをつかんだビジネスチャンスも存在をする。
ですから、確かに今山田先生御指摘のエネルギーメジャーのトップの発言というものは、私が最初の部分で申し上げた、そういうことを総合勘案して言われたんじゃないかと思っております。また、もう一つ、エクソン・モービルのトップでありますレイモンド会長というのは、同じメジャーのトップでありましても異なった見解を持っておられまして、今から二十年たってもエクソン・モービルは今の姿であって、そして産業の頂点に立つであろう、こういう形で、やはりメジャーのトップの中でもいろいろな観点から意見が分かれている、そういうことでございます。
ただ、そのエネルギーメジャーのトップの言われることは、やはり化石燃料であり、埋蔵量は限られている、それから、二十一世紀は地球環境の時代だから、そういう意味ではやはり二酸化炭素の排出量、そういった問題、そういったことを大きく取り上げられてそういう発言になったのではないか、このように思っています。