平沼赳夫の発言 (経済産業委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○平沼国務大臣 石油というのは値段の乱高下があるわけでございまして、直近の例で申し上げますと、これは中山先生よく御承知のことだと思いますが、一九九九年の三月より約一年にわたるOPECの生産削減と、世界的ないわゆる石油需要の増大を背景といたしまして、急激に高騰をいたしました。これは、九九年の三月に十ドル台後半であったものが二〇〇〇年六月には三十七ドル、こういう形で乱高下をいたしました。
ですから、これは分析をいたしますと、今申し上げたように、やはりOPECの生産削減。それから、私も一月にアメリカに行きましてエバンス商務長官、私のカウンターパートと話をしましたときに、アメリカの電力需要というのが予想しない形で非常に急激に伸びた、その一つの大きな要因はIT化、まさかそこの部分が七%も伸びると思わなかった、こういう形で電力危機も起こったわけでございます。
自由化に伴うエネルギーコストの上昇は、米国・カリフォルニア州における電力危機の原因として指摘されているような自由化に際しての制度設計、あるいは供給力の問題も影響するものと私どもは考えています。こうした自由化の失敗例についても、今申し上げましたように、調査研究を行ってその結果を公表するとともに、電力分野等の自由化の検討に役立てていかなければならない。
石油というものは日本では産出しない、そういうエネルギー源でございます。そういう石油産油国の一つの思惑、それから今申し上げましたように需要の急増、こういったものが乱高下の背景にあると思います。ですから、こういったことを担保するために、将来にわたって幅広い安定供給先を確保する。それからまた、備蓄等をしっかりと進めて、なるべくそういう影響を受けないようにする。また、石油に関しては、世界で機関がございますから、消費国の連携のもとに産油国としっかりと話し合いをしながら、そういう形で意思の疎通をよくしながら安定供給を確保していく。
ですから、そういう意味では、不確定要因によって乱高下するということが明確でございますから、それをいかにうまく対処して影響を少なくしていくか、そういうことが大切だ、私どもはこのように思います。