鹿野道彦の発言 (憲法調査会)

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○鹿野委員 団長にかわり、派遣委員を代表いたしまして、その概要を御報告申し上げます。
 派遣委員は、中山太郎会長を団長として、幹事葉梨信行君、幹事仙谷由人君、幹事斉藤鉄夫君、委員藤島正之君、委員春名直章君、委員金子哲夫君、委員小池百合子君、委員近藤基彦君、それに私、鹿野道彦を加えた十名であります。
 なお、現地において、菅原喜重郎議員及び菅野哲雄議員が参加されました。
 四月十六日、仙台市のホテル仙台プラザ会議室において会議を開催し、まず、中山団長から今回の地方公聴会開会の趣旨及び本調査会におけるこれまでの議論の概要の説明、派遣委員及び意見陳述者の紹介並びに議事運営の順序を含めてあいさつを行った後、仙台経済同友会代表幹事手島典男君、宮城県鹿島台町長鹿野文永君、東北大学名誉教授志村憲助君、東北大学文学部教授田中英道君、専修大学法学部教授・東北大学名誉教授小田中聰樹君、「憲法」を愛する女性ネット代表久保田真苗君、東北福祉大学助教授米谷光正君、弘前学院聖愛高等学校教諭濱田武人君、専修大学北上高等学校講師・志民学習会代表遠藤政則君及びみやぎ生協平和活動委員会委員長齋藤孝子君の十名から意見を聴取いたしました。
 その意見内容につきまして、簡単に申し上げますと、
 手島君からは、憲法制定後の内外の状況は大きく変化しており、憲法はこれに対応していくべきであるとの意見、
 鹿野君からは、地方分権に根差した町づくりを進めることが憲法を守り育てていくことにほかならないとの意見、
 志村君からは、環境問題については、人間中心の考え方ではなく、他の生物との共生に意を用いるべきであるとの意見、
 田中君からは、我が国の伝統に根差した見解に立って積極的に世界の平和に尽力できるような憲法をつくるべきとの意見、
 小田中君からは、現行憲法はその思想的・理念的構造において体系的一貫性を有し、現代的機能を果たしているとの意見、
 久保田君からは、女性の権利を認め、国際的に高く評価されている九条を有する現行憲法の理念を守るべきとの意見、
 米谷君からは、社会を超越した憲法をつくってはならず、意見の言いやすい身近な憲法に変えていくべきとの意見、
 濱田君からは、真剣に生徒に向き合う教師にとって九条は夢とロマンを与えてくれるとの意見、
 遠藤君からは、国民を本当の主権者とするために、速やかに憲法改正手続を整備すべきとの意見、及び
 齋藤君からは、今やるべきことは憲法を変えることではなく、憲法を誠実に守ることであるとの意見
がそれぞれ開陳されました。
 意見の陳述が行われた後、各委員から、憲法の定める公務員の憲法尊重擁護義務と改正条項の関係、九条、環境権、情報公開、首相公選制、憲法裁判所制度等に関する陳述者の見解などについて質疑がありました。
 派遣委員の質疑が終了した後、中山団長が傍聴者の発言を求めましたところ、傍聴者から、
 憲法調査会の議事をもっと国民に対して公開すべきとの意見、
及び
 国の基本的な問題について国民と直接に議論するこのような機会をもっと設けるべきとの意見
が述べられました。
 なお、会議の内容を速記により記録いたしましたので、詳細はそれによって御承知願いたいと思います。また、速記録ができ上がりましたならば、本調査会議録に参考として掲載されますよう、お取り計らいをお願いいたします。
 以上で報告を終わりますが、今回の会議の開催につきましては、関係者多数の御協力により、極めて円滑に行うことができました。
 ここに深く感謝の意を表する次第であります。
 以上、御報告申し上げます。

発言情報

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発言者: 鹿野道彦

speaker_id: 34883

日付: 2001-04-26

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会