蓮実進の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○蓮実委員 自民党の蓮実でございます。
今、坂本先生、中井先生、全く同感であります。
先ほど田野瀬先生からもお話がありましたように、国会移転というのは平成二年からスタートして、この委員会の立ち上げが平成三年の八月であります。それから何と今日まで、その都度その都度委員会に初めて参加される方、なかなかわからない方が多いと思うんですが、百十九回なんです。この委員会、百十九回目。参考人は延べ六十七人であります。国会始まって以来、今までこんな長い委員会はなかったと私は思います。そのくらい積み重ねてきているんです。しかし、その都度委員のメンバーがかわってきますから、同じような議論が続いて今日に来ているという現状だと私は思っております。
それで、国会移転の意義、効果というのは、もう皆さんからも先ほどからお話がありますけれども、国政全般の改革、これは、地方分権の推進、中央省庁のスリム化であります。同時に、今、中井先生もお話がありましたように、東京一極集中の是正、それから国土の災害への対応力の強化です。
この前、私、建設政務次官をやって、その後神戸の大震災がありました。あの神戸の大震災のときに、復旧するのに一体どのくらいかかるだろうとあの当時心配をしたんです。恐らく十兆円はかかるだろうと。まさしく十数兆円かかっております。
そういうことから考えますと、今回の移転費用の試算を見ますと、公的負担が二兆三千億円です。十年かけるわけですから、一年間に二千三百億程度ですね。そうなりますと、災害があったら大変だということは比較すればすぐわかると思います。東京に、国会を中心としたこの地にもし災害があったら大変なことだと思います。これは、国の機能が麻痺するわけですから、それも五カ月や六カ月で回復しないわけですから、そういう意味で、国土の災害への対応力の強化。
それから、先ほど荒井先生からお話がありましたように、IT社会の具現化、これもあわせて、実は国会移転の審議会が平成八年に、三十数名のそれぞれの専門家、それ専門にかかった専門家が議論して、そして平成十一年の十二月に実は内閣総理大臣に答申を出して、そしてこの我が国会移転の委員会の方に答申が出て、これまた今日まで積み重ねているということであります。
ですから、昨年の五月に、あと二年以内に答申に基づいた三カ所、これは思いつきでやった答申じゃないんです。何十人のメンバーの方々が、それぞれの専門家が検討して出した審議会の結論であります。それにのっとって、やはり国会のこの委員会において、もう最終段階に入っているわけですから、ひとつそういうことを認識しながらみんなで議論していただきたい。
国会移転の経済効果の問題は、これはきょうも経済の問題、出ていますが、三菱総研の平本さん、これは、二兆三千億円の国会移転の費用に対して、経済効果は三十数兆円だろうと言っております。それから、三井物産の寺島実郎さんという参考人、これは何回もこの委員会に来ておりますが、その寺島さんの話によりますと、三百兆円の付加価値の創出があるだろう、それから雇用創出も、何十万人の雇用創出ができるだろう、それからGDPも一年間に二%押し上げることができるだろうという、それぞれの専門家の試算もできているわけであります。
ですから、この際、皆さんとひとつ鋭意協議をして、先ほど田野瀬筆頭理事が言われましたように、できるだけ早く三カ所を見て、そして結論を出すということが必要だろうと私は思っております。
以上です。