上田清司の発言 (財務金融委員会)

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○上田(清)委員 峰崎参議院議員が出した資料は、当該監督庁の資料以外の何物でもありませんよ。どこからどこを読んでもそうですよ。こんなものが第三者に流出すること自体問題ですけれども、この中には、すごいことが書いてあるのですよ。
 主要行から地方銀行に至るまで、各金融機関の倒産の確率まで何%だと全部書いてある。それで、そのとおりになっていっている。そういうすごいものなんですよ。御丁寧に、ちゃんと文責、金融庁のさる、名前まで出ている、あえてここで言いませんけれども。たまたま他のところからの出向者ですけれども。(発言する者あり)後でちゃんとそれは言いましょう。こういうことをちゃんと書いてある。極めて正式に書いてありますよ。
 きちっと検査はされていますけれども、それはそれで、引き受け条件、これは資本注入の条件ですけれども、その水準は、金融界、政界等から低位とするよう要請が表明されている一方、法律上、引き受けを行った優先株等の処分が著しく困難でないこととされているとか、ちゃんと、金融界からと政界から余りきつくするなという要請があるということも書いてあったり、さまざま、細かく言えば切りがないぐらい書いてあるのですよ。
 大手十九行のうち信用度の最も低いグループ、この名前もあえて言いません。しかしこれも、どういう基準でやるかといったら、ロンドン銀行取引金利のプラス一%でやるとか、これは全部、物の書き方からして、「最終的な引き受け条件は上記で得られた条件に、早期健全化法の政策的意図を帯した調整を加味」とか、この文面そのものは、明らかに当時の金融監督庁の、監督する立場から、あるいは検査する立場から書かれたものでありますし、ちゃんと文責も金融監督庁の別室の何々という名前で書いてあります。
 もう時間がなくなってきましたけれども、これからすると、最初から、九九年の三月でしたか、私が大蔵委員会で日野長官に、正味自己資本比率があるというのだったらちゃんと教えてくださいと。そういう仕組みの中でどの銀行が大変だということをわかっていたにもかかわらず、あなた方は、あの後、資本注入を、ある意味ではわずか七兆五千億でとどめて、問題を先送りし、あるいはその前の佐々波委員会のときも、もうこの部分の一部がわかっていたにもかかわらず、あのような形で資本注入をした。
 こんなことを考えると、一体何のために、そういうきちっとした検査をしながらも、あえて緩やかに評価をし、問題の先送りをしてきたのか。こんなふうに私は思いますし、まさにこれは、銀行経営者が責任をとることをしたくない、責任をとりたくない。あるいは、さっき言ったように、政界からの要請があった、この部分を踏まえ過ぎた。こういう、明らかにきちっとした査定をしない、この体質が問題を先送りしたという意味において、当時の初代金融庁長官である柳澤長官の判断というのは間違っていたんじゃないか、私はこんなふうに思わざるを得ないのです。
 明らかにこのものが金融庁のものでないというのであったら、また改めてこの議論をしたいと思いますけれども、あくまでしらを切られて、この資料は金融庁のものじゃない、こんなふうに言われるのかどうか。もう時間がありませんので、その答弁だけ確認しておきます。大変なことになりますよ、うそをついたら。

発言情報

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発言者: 上田清司

speaker_id: 15688

日付: 2001-03-30

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会