金田英行の発言 (農林水産委員会)

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○金田(英)委員 問題を複雑にしているのは、国連の安全保障常任理事国でありながらWTOに入っていない中国の立場というのが問題を複雑にしているわけであります。我々のセーフガードについてはWTO上正当な措置なのだ、だからこれを守るべきだということでありますが、この問題の中国が、WTOにいまだ加盟していない、今加盟手続中の国であるということが問題を複雑にしているわけであります。
 もしWTOに中国が加盟しているのであれば、WTOに違反する、協定違反だということで、こういう報復措置はWTOで禁じられていると思うのであります。そういった中で中国が、今WTOに加盟する手続中だ、まだ加盟していないのだから、そういうWTO上のルールは完全に無視してもいいのだというような立場だとすると、中国がこれから国際社会の中でWTOに加盟していく、そういった中で国際ルールに従って諸外国とつき合っていこうというような形だとすれば、大きないろいろな問題を含んだ中国の対応だと言わざるを得ないのであります。
 また、ODA等々についても党の部会でもいろいろ議論があるわけでありますが、中国に対しては、日本はODAについて、十二億二千五百万ドルの円借款を含め、いろいろなODAを供与しているわけであります。日本円にして約千五百億円ですか、二千億とも言う人がいますけれども、それだけの中国に対する供与についても、いろいろとこれから問題視していかなければならないという考え方も党の中に出てきているわけであります。
 いずれにしても、WTO違反措置であるというふうに我々考えておりますが、もし中国がWTOにこれから加盟して、国際社会の一員としてやっていくのだというようなことであれば、こんな報復措置はとれないはずでありますし、もしとれるとしても、ジュネーブのパネルに行って、日本のセーフガードについて異論を申し上げる、紛争処理手続に従ってやっていくというふうになると思うのです。
 現実に中国がこういった報復措置を発動した以上、それを黙って見ているしかないというような措置については我々納得ができないわけでありますが、その点についての外務省の対応について御見解を賜りたいと思います。

発言情報

speech_id: 115105007X02420010627_012

発言者: 金田英行

speaker_id: 16850

日付: 2001-06-27

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会