大島令子の発言 (本会議)

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○大島令子君 社会民主党・市民連合、大島令子です。
 私は、ただいま議題となりました予算委員長野呂田芳成君の解任決議案に対しまして、賛成の立場から討論を申し上げます。(拍手)
 予算委員長を初め常任委員長の職務とは、国会法四十八条並びに衆議院規則六十六条に基づき、委員会の議事を整理し、秩序を保持することにあります。
 しかしながら、野呂田予算委員長は、本通常国会冒頭の二月七日の予算委員会を、野党の合意がないまま強行開会いたしました。そして、民主党・無所属クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合所属委員が欠席する第一委員室において、「皆さんの御推挙によりまして、私が予算委員長に選任されました。」「全力を傾注して公正な委員会運営を図ってまいる所存でございます。」と、与党のみに向かってあいさつを行ったのです。野呂田予算委員長の委員会運営は、その第一歩から二月十九日の公聴会日程の強行採決に至るまで、与党の党利党略だけを優先させた不当きわまりないものでございます。(拍手)
 加えて、野呂田予算委員長が、KSD疑獄、外務省機密費流用問題について、野党が要求している証人喚問等に対し、現在に至るまでこれを放置していることも言語道断であります。野呂田予算委員長が真相究明を求める国民世論の圧倒的な高まりにこたえようとしていないことは明らかでございます。
 さらに、二月九日の審議中には、予算委員ではない自民党林省之介議員が、我が社民党・市民連合の辻元清美予算委員を誹謗中傷する文書を、予算委員長の許可を受けることなく、また辻元予算委員の質問直前に、複数の委員に頒布するという行為を行いました。国会の尊厳を著しく傷つける行為であることが明白であるにもかかわらず、野呂田予算委員長は迅速な対応を行いませんでした。
 林議員のこの行為は国会法四十八条における委員長の職務権限を侵すものであり、野呂田予算委員長は、当然、国会法第百二十一条第二項及び衆議院規則第七十五条に基づき、委員会における懲罰事犯として議長に報告し、直ちに同議員の処分を求めなくてはならないはずでした。自民党の議員の中からですら、毅然たる対応をすべきだという声が出てくるありさまでした。
 二月十六日には、衆参の各党女性議員有志が野呂田予算委員長に対して抗議の申し入れを行い、私も同席いたしました。やっと野呂田予算委員長は、十日後の二月十九日の予算委員会になってようやく、林議員を注意したとの報告を行い、委員長としてもこの種のことに対して今後注意していく旨の発言を行いました。このような対応は、委員長としての厳正な対応とは言えません。
 また、野呂田委員長は、太平洋戦争を美化し、侵略行為を正当化するかのような発言を行ったとされています。こうした放言によって何人の閣僚が、過去、更迭されてきたのでしょうか。アジア諸国の人々に与えた損害と苦痛に対する一片の反省もなく、ひとりよがりな歴史認識を改めない野呂田予算委員長がその任にあること自体、重大な外交問題でもあります。国内向けにしか物事を考えない政治家の発言が実際にはどれほど国益を損ねているのか、おわかりにならないのでしょうか。既に、中国と韓国の外務省からも厳しい非難が発せられています。
 責任ある国際社会の一員として国際協調を促進することこそ、国会議員たる責務であるはずです。政治家たる者、言論の自由のもとにうそや暴言、差別の助長を行うことは許されません。
 厳正、中立、公正を期すべき予算委員長がかかる暴挙暴言を繰り返すことは許しがたいものであります。野呂田予算委員長が解任されるべきは当然であります。
 以上申し述べて、私の賛成討論といたします。(拍手)

発言情報

speech_id: 115105254X00720010221_014

発言者: 大島令子

speaker_id: 33824

日付: 2001-02-21

院: 衆議院

会議名: 本会議