中谷元の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(中谷元君) 最新は、ことしの五月の初旬にアーミテージ米国務副長官が来日されまして、外務省の担当審議官、局長、また防衛庁の防衛局長等が集まりまして、正式にミサイル防衛構想につきまして説明がございました。
私が報告を受けている点につきましては、ブッシュ大統領が国防大学で演説をしたミサイル防衛構想をなぞるような、まだ概論の域を脱しておりませんし、また、これは決して日本に強要したり押しつけたりするものではなくて、これに対する御意見を聞かせていただきたいというものでございました。
もう一点は、この構想は、NATO同盟国のみならず、ロシアや中国にも説明をしていくことでありまして、日本に来たのは、その同盟国でも真っ先に日本に話をしたかった、世界で最初にお話をしますという趣旨で来られたわけでございます。
我が方の方針といたしましては、確かに、ミサイル防衛の必要性につきましては、一九六九年には米ソ二カ国しかミサイルを持っておりませんでしたけれども、一九九九年現在は四十一カ国が弾道ミサイルを持つという非常に世界各国にミサイルの移転と拡散が進んでおりますし、冷戦構造も崩壊をいたしておりますので、米国なりに冷戦時代のソ連を相手にしたミサイル防衛から転換をすることを考えるという点につきましては、理解できるということでございますが、それ以上に、これは各国、ロシア、中国も含めて話をして、きちんと理解をしてもらう努力も必要でもございます。さらに、この具体的な中身がいかなるものであるのか、これはさらに日米間でよく話し合いをさせていただきたいというようなことで終わっておりまして、今後とも各国の状況等も判断しながら、米国とも協議をしていくという方針でございます。