佐藤昭郎の発言 (外交防衛委員会)
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○佐藤昭郎君 おはようございます。自由民主党の佐藤昭郎でございます。
外務大臣、そしてまた長官、また副大臣、御苦労さまでございます。また外務大臣は、特に昨日に引き続き連日の委員会、大変お疲れでございますでしょうけれども、ひとつきょうもよろしくお願いいたします。
まず最初に、外務大臣に伺いたいんですけれども、昨日、外務省の改革要綱というのが発表されたわけでございます。私もこれを拝見いたしまして、「国民のための外交・国民と共に歩む外交」を一番に持ってこられて、私はこれは非常にいい要綱であり、このとおりしっかりやっていただきたいとお願いするわけなんですが、ただ一点だけ、これは真意を説明されたり、あるいはできればもう取ってしまったらいいんじゃないかという項目があるんです。
四番目の「不正と疑惑の根絶」という項なんですけれども、これは少し振り返ってみますと、当委員会でもこの外務報償費の問題と官房報償費の問題、いろいろ議論がありました。我々が御説明を伺っているお話というのは、官房報償費は問題があったと、ただ外務報償費については、前大臣を含めて事務当局から、これは厳正に支出それから管理されているというお話があったわけでございます。だからこれは、報償費制度の改革というものは、こういうふうにかなり疑惑の根絶というような話を持つのは、官房報償費というのですと今までの説明上わかるんですが、外務報償費についてこういったことをやらなきゃいけない、ムードとしてわかるんですけれども、実際こういうことをしなきゃいかぬということになりますと、外務報償費についても相当の不正がやはり行われてきたのではないか、いいかげんな支出が行われてきたということを外務省自身としてお認めになるということになるのかなというのが一つ。
それから二つ目は、この実効性。抜き打ち査察と言われますけれども、観光ビザで行かれるのか、あるいは外務大臣が大臣決裁すると。少し自民党の部会の方で御説明があったときに聞きますと、これは何千件になるかもしれないんですけれども、重要な部分だけとってみてもとても外務大臣がみずからおできになることではないのであって、多分これは副大臣や政務官や官房長に専決で権限をおろされるんでしょう。それしかできないと思います、実際上は。だから、実効上、抜き打ちにしても大臣決裁にしても、余り実効性のないことをここにお書きになることで、この提言全体がクレディビリティーというのですか、これが疑われるような、そういう事態も想定される。
ですから、最後は、これは一番大事な点だと思うんですけれども、ここまで大臣がやらないとだめだということは、逆に言うと職員を信頼していない。しかし外交というのは、ある意味では武器のない戦争ですから、指揮官たる大臣と兵である職員がお互いの信頼関係がなければ外国と国益をかけて戦うことなんかできないわけですから、外交の国益という一番のポイントから見ると、職員と大臣との信頼関係をやっぱりしっかり持つことが大事であるし、職員の側にとっても、よし、これならやろう、大臣にここまで信頼されているならやろうという、自浄作用といいますか、自分たちからわき上がってくるものがないと、外務省改革というのは、要綱は絵にかいたもちに終わるわけでして、一番最後の点から考えても、四番目のこの項目については、やはりじっくりこれはお考えになって実行していく、あるいは現場が信頼を取り戻せるような方法でやっていくことが大切だと思うんですけれども、大臣、いかがでしょうか。